行政書士ブログ(WordPress)のコメント欄を無効化する方法
【行政書士ブログ作成マニュアル第16回 目次】
「理由はいいからさっさと無効化する手順を説明しろ!」という方は2から読んでください。
1 行政書士ブログのコメント欄をオフにすべき理由
WordPressには「コメント欄」という機能があります。
これは静的サイトにはない高度な機能です。
WordPressが動的CMS(検索行動の後にHTMLファイルを構築する仕組み)でできているからこそできる双方向の情報発信機能です。
(詳しくは→「行政書士のホームページは静的サイトで作れ!」)
人気ブロガーや人気ユーチューバーはコメント欄を上手く活用して
アクセスを大量に稼いでいます。
読者、視聴者はメインコンテンツだけでなくコメント欄を読んだり書き込んだりして楽しみます。
コメント欄が盛り上がれば盛り上がるほど、ブログ、ユーチューブ動画への滞在時間が伸びます。
その結果、ブログの検索順位は上昇し、YouTube動画のインプレッション数が伸びます。
つまりWordPressのコメント欄は、
サイトを上位表示させるためのSEO対策として非常に大きな武器となるのです。
しかし・・・
行政書士のブログでコメント欄を活用することは、私はおすすめしません。
なぜなら「情報泥棒」が大量に集まってくるからです。
行政書士ブログの記事は「お悩み系」のキーワードを使って記事を大量に作成します。
つまり、行政書士の業務で解決できる悩みを抱えている人を大量に集める仕組みを作るのです。
そして、その目的は仕事を獲得することです。
言い換えれば、お客様の悩みを解決してその対価として報酬をいただくこと、
ここが最終目標です。
しかし、「悩みを抱える人」がブログを読む目的は違います。
「悩みを抱える人」はその悩みが解決すれば良いのです。
報酬を払いたいわけではありません。
なので、悩みの解決に役に立つ高品質のブログ記事があり、そしてそこにコメント欄があれば、
遠慮なしにねちねちねちねち質問してくる輩が必ず現れます。
そのような輩は「質問に答えてくれたお礼として仕事を依頼しよう」なんて思っていません。
自分の悩みさえ解決すればそれで良いのです。
情報泥棒です。
こんな情報泥棒を相手にしていたら仕事になりません。
行政書士の仕事はアクセスを稼ぐことではないですよね?
アクセスを集めた結果として行政書士の仕事につなげなければいけません。
人気ブロガーや人気ユーチューバーとは違うのです。
彼らの手法を真似るのは愚の骨頂です。
さらに、情報泥棒を無下に扱うと、今度は悪意のあるアンチコメントが届くようになります。
いわれなきアンチコメントがブログのコメント欄に溢れるようになったら、
行政書士としての信用が損なわれます。
なにも良いことはありません
なので、私はWordPressのコメント欄は使わないことをおすすめします。
ホームページにちゃんとした「お問い合わせフォーム」を作って、
そこで見込み客とコンタクトを取るようにしましょう。
お問い合わせフォームは氏名、メールアドレス等の個人情報の入力を必須にします。
そうすることで、単なる情報泥棒は排除できますから。
だったら、ブログでWordPressを使う意味がないじゃないか?
という声が聞こえてきそうですね。
はい。
確かに、WordPress(動的CMS)の高度な機能は、行政書士のブログでは活かせません。
しかし、ホームページとは違ってブログは引退するまでずっと記事を積み上げていきます。
そして、静的サイトは記事数が増えるにつれてアップロードに時間がかかるようになります。
5年後、10年後のことを考えたら恐ろしくて静的CMSは使えません。
静的サイトは記事を継続的に積み上げていくブログには向いていないのです。
なので、やっぱりブログをするのであればブログソフトウェアを使うべきです。
そして、ブログソフトウェアといえば、現時点では「WordPress」一択です。
2 WordPressのコメント欄をオフにする手順
まず、WordPressの管理画面に入ります
↓
左サイドの「設定」から「ディスカッション」に入ります
↓
「新しい投稿へのコメントを許可」にチェックが入っていますよね。
このチェックを外します
↓
これで、コメント欄はオフになりました
このチェックを外す前に来たコメントはこれでは消えません。
なので、ブログを開設したらすぐにチェックを外してコメント欄をオフにしましょう。
↓
では、下にスクロールして「変更を保存」をクリック
↓
↓
次に、すでに投稿している記事の編集画面に入ります
↓
↓
右サイドバーの「ディスカッション」をクリック
↓
↓
「コメントを許可」にチェックが入っているので、これを外します
↓
↓
「更新」ボタンをクリックします
↓
これで、コメント欄が消えました
今後、コメント欄が利用されることはありません。
まとめ
動的サイトのコメント欄機能はSEO対策として強力な武器となります。
しかし、行政書士のブログでコメント欄を利用すると
「情報泥棒」が集まってきて時間を無駄に奪われるので、利用すべきではありません。
WordPressのコメント欄は簡単に無効にすることができるので、
ブログ開設当初にやっておきましょう。
⇒ホームページ作成マニュアル | ⇒ブログ作成マニュアル |
---|---|
⇒名刺作成マニュアル | ⇒職印作成の作法 |
---|---|
⇒書式 | ⇒実務講座 |
---|---|
関連ページ
- ブログを書かない行政書士が稼げない二つの理由
- @ホームページ単体ではGoogleからの評価が上がらない →ブログにホームページのリンクを貼ることでホームページの評価を上げる。 Aそもそもホームページでは「行政書士の事を知らない見込み客」を呼び込むことはできない →ブログの集客記事で見込み客を呼び込んで、ホームページに流し込む。
- 行政書士ブログの目的とターゲット層
- 行政書士の業務はほぼ単発系なので、常に新規客を獲得し続けなければいけません。ブログを書く目的も新規客の獲得です。なおリピーター確保は、顧客に葉書を送る等、行政書士の側からのアクセスが必要です。
- 新人行政書士が新規客を呼び込むブログ作成法
- 新人行政書士は基本業務を勉強し、理解できた範囲でブログ記事にまとめましょう。記事を書くことで理解が深まります。と同時に記事のアップが営業活動になります。ブログを書くことは新人行政書士がスキルを高めるための最も効果的な作業なのです。
- アクセスを大量に集める行政書士ブログの育て方
- アクセスを呼べる検索ワードは客観的に予測できる。だが、合理的判断でブログを更新している行政書士や他士業は少ない。ネット戦略を学べば新人行政書士でも十分に勝てる。正しいやり方でブログを育てネット集客で稼ぎましょう。
- 【ルーティン】見込み客をホームページに誘導する行政書士ブログ記事の書き方
- 行政書士ブログ記事作成の2パターン。 【許認可系】(許可を取りたい、と悩んでいる人を集める) →@許可を取れそう→Aでも自分で取るのは難しそう→B依頼しようかな? 【民亊系】(書類を作成しなければいけないのかな?と悩んでいる人を集める) →@作成しなければいけない→Aでも自分で作成するのは難しそう→B依頼しようかな?
- 【新人行政書士の戦略】仕事に直結するキーワードを探せ!勝てる戦場で戦え!
- 勝てる戦場を見つけて戦う これは行政書士のブログ営業に限った話ではありません。 全ての業種、全ての営業方法に通じる話です。 経営者は常に「勝てる戦場」を探しています。 経営の本質がここにあるのです。
- 行政書士ブログ開設@(ブログ名、ドメイン名の決定)
- ブログにおいてもブログ名、ドメインはSEO(集客)にとって重要な意味がある。行政書士を探す見込み客が検索しそうなワード(地域名など)をブログ名に入れる。また、無料ブログではなく新規ドメインを取得して自分のブログを作る。
- 行政書士ブログ開設A(ブログソフトウェア、テンプレート等)
- 行政書士がネット上で集客するために検索エンジンで上位表示されるブログを作成する必要があります。そのためにワードプレスというブログソフトウェアに賢威テンプレートを適用し、パーマリンクの設定で動的サイトを疑似的に静的化します。
- 行政書士ブログ開設B(WordPress初期設定とテンプレート適用)
- 集客できる行政書士ブログを育てる前提としてワードプレス設定とテンプレート適用を最適化します。その上で見込み客が検索サイトに打ち込むキーワードを盛り込んだ記事を作成します。やがてリンクを送った事務所ホームページに見込客が流れ始めます。
- 行政書士ブログ開設C(記事投稿とホームページへのリンク挿入の方法)
- WordPressの記事投稿画面(エディタ)を使った基本的な記事作成・投稿の方法と、ホームページへのリンクを貼り方を解説します。
- 【リスクを管理せよ!】WordPressにプラグインを導入する際の注意点
- @プラグインにはセキュリティ・リスクがあるので、できる限り導入すべきではない。有料テンプレートの機能を優先して使うべき。 A現時点で問題が生じていないプラグインであっても、時間の経過とともにリスクは上昇する。プラグインを使うのであれば、常に最新のセキュリティ・リスクの情報を知っておくべき。
- 行政書士ブログ記事(WordPress)にアイキャッチ画像を設定する手順
- WordPressでブログを作る場合、アイキャッチ画像がないと見た目が悪くなります。必ず記事をアップする度にアイキャッチ画像を設定しましょう。 しかし、毎回画像を作る時間はありません。 業務ごとにアイキャッチ画像を決めておき、それを使いまわすことをおすすめします。
- 行政書士ブログ(WordPress+賢威)にヘッダー画像を設定する方法【PowerPointで作成】
- WordPress+賢威8で作ったブログにヘッダー画像を設定する方法を説明します。ヘッダー画像はPowerPointで作ります。
- 行政書士ブログ(WordPress+賢威)に事務所の基本情報を掲載する手順
- 行政書士ブログの目的は、記事を最後まで読んでもらってホームページのリンクをクリックしてもらうことです。 しかし、ブログの目立つところに事務所の基本情報を掲載しておかないと信用されません。 クリックはされなくても、ブログのファーストビューに事務所の基本情報を掲載しておきましょう。
- 行政書士ブログ(WordPress+賢威)に「見出し」と「目次」を設定する手順
- 見出しと目次をつけることによって、読者は記事を読みやすくなる。 さらに、Googleロボットも記事の構成を把握しやすく成るため、SEOで有利に働く。 なお、目次は「賢威」の機能を使うべき。 WordPressのプラグインはセキュリティ・リスクがあるので、できる限り使わないようにしましょう。
- 行政書士ブログ(Xserver、WordPress)を常時SSL化する手順(httpを完全非表示!)
- ブログをSSL化しないと、アドレスバーに「保護されていない通信」と表示されて、閲覧者に嫌われます。また、GoogleもSSL化していないサイトはSEOで不利になると明言しています。 SSL化していないブログでは稼げません。必ずSSL化しましょう。
- 【危険】WordPressログインIDは丸見えです!セキュリティ対策しましょう!!
- WordPressのログインIDは誰にでも見られるようになっています。 後はパスワード解析ソフトを使うことで、プロのハッカーでなくとも容易に乗っ取ることが可能です。 WordPressを使うのであれば、まずは丸見えのログインIDを隠しましょう。 しかし、それでWordPressのセキュリティ・リスクがゼロになるわけではありません。 なので、お客様の個人情報は絶対にWordPressに入れないようにしてください。 流出したときの損害は計り知れませんから。
- 【最も簡単に】WordPress+賢威ブログにサイトマップを設置する手順
- WordPressブログには@読者のためのサイトマップとAGoogleロボットのためのサイトマップの両方が必要です。 これがないとSEOで不利になるので必ず設置しましょう。 この設置作業はかつてはとても面倒なものでした。 しかし、WordPressの進化と賢威によってかなり簡単になっています。
- 行政書士ブログ(WordPress+賢威)にグローバルメニューを設置する手順
- WordPressブログにグローバルメニューを設置する方法は簡単です。訪問者にブログ内を回遊させるためのツールとして不可欠です。必ず設置しましょう。 ただし、行政書士ブログにグローバルメニューを設置する目的はブログ内を回遊させるためではありません。事務所ホームページのリンクを掲載しましょう。
- 【結論】バックアップ、高速化、SEO対策のためのプラグインは導入しない
- プラグイン「BackWPup」「WP Fastest Cache」「All in One SEO」は使わない。 プラグインは世界中のエンジニアが独自で作ったプログラムなので、それを混ぜてしまうと衝突してしまうリスクは当然にある。 なので、一つの会社が責任をもって作った有料テンプレートを使うべきだし、そのテンプレートで補える部分についてあえてプラグインを導入するのはリスクでしかない。
- 【6選】行政書士ブログの禁止事項と営業エリア外からのアクセスが重要な理由
- 行政書士ブログにはNG事項があります。顧客の事を書くと顧客に嫌われます。異なる属性を呼び込むとGoogleに嫌われます。日記的なブログではアクセスが来ません。新人であることをアピールすると仕事が来ません。記事作成に時間をかけると更新できません。