行政書士が作る名刺の種類と目的

行政書士が作る名刺の種類と目的

 

【目次】

 

 

 

行政書士事務所の電話番号、FAX番号、ホームページのURLが決まったら
さっそく、「名刺」を作りましょう。

 

 

言うまでもなく、名刺は集客に欠かせない重要な営業ツールです。
出来る限り工夫して、効果の出やすい名刺を作っていかなければいけません。

 

せっかく足を使ってお金を出して人に会い、自分の存在をアピールしたとしても
渡した名刺が何の特徴もない平凡なものだったら、
あなたの存在は相手の記憶に残らないでしょう。

 

渡した相手にインパクトを与え、仕事に結びつくような名刺を作りましょう。

 

 

 

それでは、具体的に名刺の作り方について説明していきます。

 

 

行政書士が作る名刺の種類

 

 

これから作っていく名刺には大きく分けて3種類あります。

 

 

1 開業準備中の名刺

 

2 基本となる名刺

 

3 業務特化型名刺

 

 

です。

 

 

行政書士の名刺

 

 

それぞれの名刺は、その目的と配るべき対象が異なります。

 

 

 

行政書士が配る名刺の目的と対象

 

 

1 開業準備中の名刺

 

  目的→行政書士事務所を開業することを多くの人に知ってもらう、人脈を作る

 

  配る対象→先輩行政書士、他士業、知人(親戚、友人、前職の人脈など)

 

 

2 基本となる名刺

 

  目的→行政書士として活動していることや、その取扱業務を知ってもらう、人脈を作る

 

  配る対象→先輩行政書士、他士業、知人(親戚、友人、前職の人脈など)

 

 

3 業務特化型名刺

 

  目的→仕事の獲得

 

  配る対象→その業務の顧客となりうる属性の人

 

 

 

このように3種類に分かれますが
1「開業準備中の名刺」と2「基本となる名刺」は
配る時期が開業の前か後かという時期的な違いがあるだけで、
その目的、対象はほぼ共通します。

 

つまり、1、2の名刺はすぐに仕事を獲得するためではなく、
その前段階として、「行政書士」となる(なった)自分の存在を広く知ってもらい、
そこから人脈を広げるために配る名刺です。
名刺に記載する「取扱業務」にも、あなたが取扱う予定の業務を複数書いておきます。

 

 

 

一方、3の「業務特化型」名刺の目的は1、2とは違います。
この名刺の目的は、名刺を渡した相手から、直接仕事を獲得することにあります。
配る相手も、その名刺に記載している業務の内容によって異なります。
というよりは、相手によって配る名刺を変えるのです。

 

 

例えば、
建設業関係の人には、建設業許可に特化した名刺を配ります。
高齢者や、高齢者が家族にいる人には、相続や成年後見に特化した名刺を配ります。
起業セミナーに参加している人達には、会社設立に特化した名刺を配ります。
個人商店を営んでいる人には、記帳代行に特化した名刺を配ります。
外国人には、在留許可申請に特化した名刺を配ります。

 

 

このように、相手の属性を見極めて配る名刺を選ぶのです。

 

 

様々な業務が羅列してある名刺を配るよりも、
相手が関心を持っている一つの業務に特化した名刺を渡す方が、インパクトがあります。

 

というよりは、取扱業務がたくさん書いてある名刺を渡されても、
相手はいちいち読んではくれません。
たとえ読んでくれたとしても記憶には残りません。

 

一つの業務に特化した名刺を渡した方が、わかりやすくて印象に残りやすいのです。
そして、名刺を渡した相手に何かがあった時に、
行政書士であるあなたのことを思い出してもらいやすいのです。

 

 

あなたが今まで名刺をもらった人達の事を思い出して下さい。
上に書いている通りじゃないですか?
業務特化型名刺の方が、圧倒的に威力があるんですよ。

 

 

では、次のページ以降で、各名刺の作り方について、より詳しく説明していきます。

 

 

まとめ

 

 

種類

目的

対象

開業準備中の名刺 人脈作り 同業者、他士業、知人など
基本となる名刺 人脈作り 同業者、他士業、知人など
業務特化型名刺 仕事の獲得 業務の顧客となり得る属性

 

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