【独立の準備?】行政書士事務所の補助者・バイト求人など探すな!!

【独立の準備?】行政書士事務所の補助者・バイトの求人など探すな!!

 

このサイトは「開業」マニュアルですから、
独立して行政書士事務所を開業することを目的として書いています。

 

 

ですが、このサイトの訪問者の中にも

 

できれば最初は行政書士事務所に補助者として雇ってもらい、独立するのは経験を
 積んでから・・・

 

と、考えている方もおられるでしょう。

 

 

だけど、もうある程度「現実」は見えていますよね?
インターネットやハローワークで行政書士事務所の補助者やバイトの求人を探しましたよね?

 

そうです。
新人行政書士を雇おうとしている行政書士事務所などほとんどないのです。
仮に見つかったとしても、競争率はかなり高いはず。
チャンスは平等ではなく、若い人、特に若い女性が優遇されます。これが現実です。
まず採用なんてされません。

 

 

なので、最初から求人を探すことなんてやめましょう。

 

 

行政書士の会員数は令和5年10月1日現在で51973ですが、そのうち法人登録はわずか1275。
全体の約2%です。
そして、個人事務所の求人はほぼありません。

 

 

そもそも「行政書士」の醍醐味は最初から独立して仕事を獲り、
その報酬の全てを自分の利益にできるところにあります。

 

行政書士事務所の補助者がもらえる給料なんてほんとに安い≠ナす。
コンビニでバイトをしていた方がよっぽどましなレベルです。
開業しなければ、行政書士をやっている意味なんてないのです。

 

そして、行政書士の仕事のほとんどはやり方≠ェ決まっています。
例えば、行政書士の主たる業務である「許認可」の要件は「法定」されています。
「手引書」もあります。
未経験の新人行政書士だって、
そのやり方を調べてひとつひとつクリアしていけば、仕事は完成するのです。

 

 

こんな仕事(自営業)、なかなかありませんよ?

 

 

もちろん、先輩行政書士に助けてもらわなければいけないような局面に遭遇することもあります。
しかし、それは開業した後、先輩士業との繋がりを作っていけば良いだけのことです。
補助者から始めなくてもなんとかなります。

 

 

いや、そもそも
行政書士事務所に補助者として雇われれば、行政書士として独立できるスキルが身につく
という発想自体が間違っています。

 

 

私の知っている補助者さんの中にも、経理、役所への書類提出、顧客回り、チラシ配り、事務所の掃除、事務所のブログ記事更新などなど、行政書士の業務の周辺の作業ばかりさせられている人がいます。
書類作成もしていないわけではないのですが、それは定型的な作業ばかりのようです。
要は「資格保有者」であっても単なる「事務員」として扱われているのです。
寿司屋の下積みに例えれば、シャリを握らせてもらえないのです。

 

 

まあ考えてみれば当然のことです。
仕事が順調に入るようになり忙しくなってきた行政書士は
自分(行政書士の資格保有者)にしかできない仕事に専念したいわけです。
なので、誰にでもできるような作業(雑用?)は誰かに代わりにやってもらうために
補助者を雇うのです。

 

 

ライバルを育てるために雇っているわけではないのです

 

 

あなたが将来補助者を雇うようになった時だって、そうですよね?
でも、自分が「開業前の新人行政書士」の立場になると、
「お金をもらいながらスキルを身につけたい・・・」
なんて考えてしまうものです(実は私もそうでした・・・)。

 

しかし、そんな甘い話はないのです。

 

イソ弁≠フ伝統がある弁護士業界などとは違うのです。
 行政書士の先輩方は自分が育てられていませんから・・・

 

なので、仮に補助者として働けるチャンスがあったとしても、
それでも最初から独立した方が良いです。
その方が早くスキルが身につきます。

 

私だけではなく、他の行政書士もそう思われているでしょう。

 

 

実務の勉強法については、改めてお話ししますが、
基本的に業務のやり方は、専門書を読んだり講座を受けるなどして、自分で身につけるものです。
価値あるもの(スキル)を手に入れようとするわけですから、当然、投資が必要なのです。

 

 

給料をもらいながら勉強するなんて
そんなサラリーマン根性≠ヘ今すぐ捨てましょう。

 

「行政書士」になるということは、「経営者」になるということなのですから。

 

 

 

まとめ

 

 

行政書士事務所の求人などほとんどない。

 

仮に補助者として働けたとしても、行政書士業務のスキルは身につかない。

 

 

最初から自分の事務所を開業して、自分の努力でスキルを高めていくしかないのです。

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