新人行政書士の営業の仕方【6種類の中で一番重視すべきものは?】
【目次】
@ 対面営業
A チラシ
B 広告掲載
C ホームページ
D ブログ
E FacebookなどのSNS
新人行政書士の基本は「対面」営業
話は「開業後」に飛びますが、
開業したての新人行政書士はどうやって仕事をとればいいのか?
について、お話します。
これはもう、人のいる場所にどんどん出ていく。
これしかありません。
もちろん、
Aチラシ、B広告掲載、Cホームページ、Dブログ、ESNS、などの営業手段もありますし、それらの手段を使うことも必要です(*リンクをクリックすれば解説ページに飛びます)。
しかし、
新人行政書士が最も力を入れるべきは、@対面の営業活動なのです。
- 行政書士会の勉強会・懇談会、
- 他士業との交流会、
- 無料セミナー、
- 無料相談会、
- 商工会議所の交流会、
- 地域の行事、
- 親戚の集まり、
- 同窓会、
- 飛び込み営業、
などなど。
とにかく足≠つかって、汗≠かいて、
人の集まる場所に行って、
挨拶して、名刺を配って、
「行政書士」である自分の存在、自分の顔を覚えてもらうのです。
資金を投入すべきはここです。
会費を払って、食事代を払って、大量に作った名刺を配りまくって、
一生懸命に自分の存在をアピールするのです。
あなたは「新人」なのです。
何の実績もないし、知名度もありません。
楽して効率的に仕事が獲れることなど有り得ないのです。
売れる要素は「誠実性」
これだけです。
どこにでも出向いて行って、
自分をアピールしてください。
「ああ、この人は新人だけど、一生懸命やっている。なんとか応援してあげたいな」
人は、誠心誠意に頑張っている人を見たら、応援したくなるものです。
そういう心理が生まれるようにできているのです。
なので、その「心理」を利用する、
といっては言葉が悪いですが
そう思ってもらえるように、対面で営業活動をするのです。
チラシ、広告では、そういった心理にさせることは不可能です。
ホームページには一定の効果はありますが、しかし、対面の比ではありません。
(対面後にホームページを見てもらうことでその真価が発揮されるのです)
行政書士が売るのは「物」ではありません。
「人」がするサービスです。
「物販」ならチラシやホームページでもいいのですが、
「人」を売るには、対面の営業が圧倒的に効果的なのです。
その上、あなたは新人です。
売りは、あなたの「専門的スキル」ではありません。
あなたの「人柄」です。
新人には、それしか売るものがないのです。
だったら、なおさら「対面」の営業です。
もちろん、一度や二度、懇親会などに参加したところで、
すぐに仕事が入るわけではありません。
しかし、それでも挫けずに、どんどん人のいる場所に出ていきます。
そういった地道な活動を続けていくと、
やがて0だった人脈が10に、
10が100に、と広がっていきます。
特に、太い人脈をもっている方(先輩行政書士、他士業、社長等)に気に入ってもらえると、
バイラルが起こります。
あなたの名前が口コミで一気に業界に広がっていくのです。
そうすると、
やがて、拡大していった人脈から仕事が入ってくるようになります。
そして、頂いた仕事をしっかりやり遂げ、顧客に満足してもらえると、
そこからさらに(新人としてではなく、専門家としての)あなたの良い評判が広がっていきます。
すると、そこからさらに新しい仕事に繋がります。
こういった好循環が生まれれば、あなたの事務所経営は軌道に乗ったことになるのです。
即効性のある営業方法などありません。
足を使った地道な営業をコツコツと続けてください。
これが、新人が成功するための王道≠ナす。
王道≠堂々と歩いてください。
「対面」以外の営業方法の難しさ
なお、チラシ営業も、当然やるべきです。
そして、ホームページはあった方がいい≠ナはなくなくてはならない営業ツール≠ナす。
ホームページがないと、対面の営業活動が無駄になってしまうからです。
(詳しくは、「行政書士のホームページ」の頁で説明します)
ですが、新人行政書士がいきなりホームページをメインに営業ができるとは思わないでください。
新人にとって、それはかなり難しいのです。
理由はいくつかあるのですが、主な理由を二つ挙げましょう。
@ 一つは実績がないこと
ホームページで行政書士を探す見込み客は、
行政書士の「実績」をホームページで確認します。
ところが、開業したての行政書士には「実績」がありません。
虚偽の実績を書くわけにはいきませんので、
ホームページの内容がどうしても弱くなります。
これでは、選ばれません。
新人がいきなりホームページから集客することは難しいのです。
A もう一つの理由は、関係性の薄さ
新人が、人脈から仕事をもらった場合、
依頼者も「新人」に仕事を依頼していることを認識しています。
「新人だから少しくらいは手こずるだろうけど、でも一生懸命やって結果は出してくれるだろう」
そういった気持で仕事を依頼してくれているのです。
なので、途中で少しくらいのミス(一度で済むはずの書類集めが、二度にわたってしまう等)があっても、大目に見てくれます。
しかし、仮にホームページから直接仕事を受注した場合、
そもそも依頼者との信頼関係が全くありません。
なので、少しでも不手際があると、
「この行政書士、大丈夫か?」
といった不信感を依頼者に与えてしまいます。
そして、不信感はトラブルに繋がります。
そういうことが往々にして起こるのです。
新人行政書士にとって、依頼者とのトラブルは大変なプレッシャーになります。
依頼者とトラブルになった時でも、頼ることができる先輩行政書士がいれば、
なんとか乗り越えることもできるでしょう。
だけど、ホームページの集客だけに頼りきり、
行政書士間の人脈作りを怠っていたとすれば、
誰にも助けてもらえず、トラブルも解決できず、泥沼にはまる、
という事態に陥ります。
こうなってしまうと、まさに廃業の危機です。
新人行政書士にもホームページは絶対に必要です。
チラシ営業もとにかく資金を捻出して実行すべきです。
しかし、あくまでもメインの営業は「フェイス トゥ フェイス」
足を使って、汗をかいて、対面の営業活動をこつこつと継続してください。
継続していれば、必ず結果はでます。
まとめ
実績がない新人行政書士は足を使って営業せよ!
人に会うために、顔を覚えてもらうために、資金を使わなければならない。
すぐに効果は出ない。諦めた人から廃業していく。
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