お薦めの行政書士実務講座
私が「伊藤塾」を薦める理由
前のページにおいて、
実務のスキルを早く身につけるには予備校の実務講座を受講すべきと言いました。
といっても、予備校にも各種あり、講座も様々です。
どの予備校のどの講座を選べば良いかで迷われる新人行政書士の方も多いでしょう。
(実際、そういう新人から相談を受けたことが何度もあります)
そこで、私がお薦めする予備校を言います。
それは「伊藤塾」です。
では、お薦めする理由を解説します。3点あります。
(1)行政書士の実務を体形的に学べる
法律系の科目は体系的な理解が不可欠です。
いきなり「教科書の1ページ目からじっくり読み始める」といった勉強をやっていると、
いつまでたっても知識を使えるようにはなりません。
全体像が分かっていないと、今学んだ知識をどこで使えばいいのかがわからないのです。
学生の頃に学んだ積み上げ式の学習科目(数学、英語など)とは全く性質が違うのです。
なので
短期間で全体像を把握する(骨格を作る) → 細かい知識を入れていく(肉付けをする)
この流れで勉強をしなければいけません。
伊藤塾では、どの資格試験の受験指導でも、この流れで授業を行っています。
そして、それは「行政書士実務講座」でも同様です。
「入門マスター」 → 「理論編」 → 「実務編」
この構成で「骨格を作り上げて、それから肉付けをする」といった流れで授業を進めてくれるので、現場で使えるように知識を入れていくことができます。
「行政書士試験」でも講座やテキストを提供していますので、
伊藤塾を知らない人はたぶんいないでしょう。
受験生時代に受講したことがある方は、その質の高さを身を持って実感されていると思います。
この予備校が提供する講座、テキスト類は、少なくとも現時点では
他の追随を許さないと言える程に高いクオリティーを備えていると、私は評価しています。
私の知り合いの新人にも伊藤塾の卒業生が結構いますが、みなさん伊藤塾のテキストをずっと参照しながら業務をしているようですね。近年の実務講座のテキストを見せてもらいましたが、やっぱりわかりやすいです。
それから、行政書士ではありませんが、例えば「東大王」で有名な河野玄斗さんや弁護士ユーチューバー岡野タケシさんなども司法試験受験のときには伊藤塾で勉強されています。
橋下徹さんも塾長の伊藤真先生の講座を受けて勉強されたそうです。そして私もです。
本気で法律系の学習をする人は、だいたい伊藤塾を選択しているというのが現状です。
(2)価格が価値を証明している
受講料は他の予備校より高いです。
どの資格試験講座でもそうですが、行政書士実務講座でもやっぱりそうです。
他の予備校だと、大体15万円程度ですが、伊藤塾の場合は25万円程度します。
しかし、それは品質に見合った値段です。
実際にこの値段で受講生は集まっていますから。
では、なぜ他の予備校が同じく25万円の価格にしないのか?
それでは勝てないからです。単純な話です。
伊藤塾だけが価格競争をしていないのです。
(士業も本来そうあるべきなのです。物販ビジネスじゃないのですから)
間違っても安さ≠ナ予備校や講座を選んではいけません。
質≠ェ全てです。
そもそも、新人行政書士が実務講座を受けるという作業は
商売における仕入れ≠ナす。
行政書士の売り物は各業務に関する専門知識です。
その知識を、予備校の講座で仕入れ≠驍フです。
なので、どうせ仕入れるのであれば最高級のものを仕入れましょう。
それに物販ビジネスと違って、知識の仕入れは基本的に一度キリ≠ナす。
売るたびに仕入れる必要はないのです。
経費発生は継続しないのですから、コストカットを考える場面ではないのです。
そんなことよりも、仕入れた商品を売り続けることを考えなければいけません。
知識はどれだけ売っても減ることはないのです。
そして、売り続けるためには、そのクオリティーが高いことが大前提なのです。
(3)サポート体制が充実している
受験勉強とは違って、実社会で行う業務・経営は教科書通りにはいきません。
特に新人行政書士は経験がないので、想定通りに実務・経営を行えることはまずありません。
なので、実務を学ぶ際に一方通行で講座を受けるだけでは、やはり心もとないものです。
そこで、伊藤塾では、受講生へのサポート体制を手厚く構築してくれています。
まず、講座のカリキュラムの中の「スクーリング」で、受講生のための相談室を設けています。
ここで実務・経営に関する質問、疑問を提出することで現役行政書士である各講師からの回答を受けることができます。
また、「ZOOM」を使ったオンライン質問会、オンライン懇親会なども実施されるそうです。
このオンラインのイベントで、講師とコミュニケーションを取れるのはもちろんですが、
受講生同士のつながりができて情報交換等をしたり、
また、事務所が同じ地域であれば、リアルであって交流を深める新人さんたちもいるようです。
また、伊藤塾の卒業生で構成される「秋桜会」に参加することもできます。
この会は、会員の行政書士同士がお互いに助け合い、成長していくことを目的とした団体です。
一時的な活動ではないので、望む限り、ずっとその会に所属することができます。
行政書士はいきなり独立するケースがほとんどですので、
大きな不安を抱えたまま開業する新人がほとんどだと思います。
でも、このような会に所属していれば、行き詰っている新人はアドバイスをしてもらえるなど、
心強い支えになってくれます。
もちろん、恩恵を受けた以上、後進が困っていたら助けてあげるのは当然のことです。
そのことは忘れないでください。
また、新たに「i.total」という同窓会プラットフォームが発足しています。
ここでも、会員同士が情報交換等をすることができるので、非常に心強いと思います。
申し込み方法
では、受講すべき講座の申し込み方法をお伝えしましょう。
伊藤塾のサイト内の「行政書士実務講座」のページにアクセスしてください。
↓
カリキュラムや担当講師など詳しい内容がページ内に書かれているので確認してください。
また、動画でも講座の概要や申し込み方法を解説していますので、
視聴されることをおすすめします。
そして、内容に納得できたら、案内に従って申し込み手続きを完了させてください。
この講座はインターネット講座です。
自宅のパソコンで受講できます。
どの時期に申し込んでも、最初の講義から全て視聴できます。
通学と違い、何度も聞けるのがメリットです。
また、スマホでも視聴できるので、2回目以降は空き時間にスマホを使って聞くなどすると記憶の定着に効果的です。
なお、この講座は毎年新しく改定されます。
そして、その年度のインターネット受講の視聴期限は例年「翌年の3月末日」までのようです。なので、それまでに何回か聞いてしまってください。
といってもせいぜい3〜5回程度でしょう。
その間に要点をテキストに書きこんで、後はテキストさえ読めば内容をおさらい出来るレベルにまで仕上げてください。
まとめ
お薦めの予備校と講座は、伊藤塾の「行政書士実務講座」です。
⇒ホームページ作成マニュアル | ⇒ブログ作成マニュアル |
---|---|
⇒名刺作成マニュアル | ⇒職印作成の作法 |
---|---|
⇒書式 | ⇒実務講座 |
---|---|
関連ページ
- 開業時における実務スキルの到達目標
- 業務に関してほぼ知識がない新人行政書士が少なからず存在します。これでは、その新人が仕事をとれないだけでなく行政書士の資格そのものが信頼を失います。新人も開業するからには各自の自己責任で実務スキルを身につけてください。
- 行政書士の業務の勉強方法
- 補助者になったり行政書士会の新人研修を受けたりしても実務スキルは身につきません。専門書は有用ですが、いきなり本から学ぶと失敗します。新人行政書士のためにカリキュラムされた予備校の実務講座を受けるのが最も効果的です。
- 予備校の実務家講座を受けた後にやるべきこと|問い合わせはある日突然やってくる
- 予備校講義を受けて基本業務の全体像は掴んだ後は、補強したい業務に絞って専門書を選び勉強を進めれば良い。この段階になると問い合わせにも対応できる。上手く面談に誘導して仕事につなげよう。本当のスキルは実務を経験しなければ身につかないのです。