お薦めの行政書士実務講座
【目次】
私が「伊藤塾」を薦める理由
前頁において、
実務のスキルを早く身につけるには予備校の実務講座を受講すべきと言いました。
といっても、予備校にも各種あり、講座も様々です。
どの予備校のどの講座を選べば良いかで迷われる新人行政書士の方も多いでしょう。
(実際、そういう新人から相談を受けたことが何度もあります)
そこで、私がお薦めする予備校を言います。
それは伊藤塾です。
この予備校が提供する講座、テキスト類は、
少なくとも現時点では
他の追随を許さないと言える程に高いクオリティーを備えています。
「行政書士試験」でも講座やテキストを提供していますので、
伊藤塾を知らない人はたぶんいないでしょう。
受験生時代に受講したことがある方は、その質の高さを身を持って実感されていると思います。
私自身も、司法試験受験生の時に伊藤塾を受講していました。
司法試験でも他の予備校のレベルとは雲泥の差でしたね。
その理由はやっぱり経営者にあるのでしょう。
伊藤塾創業者であり現塾長である伊藤真氏。
彼自身が司法試験のカリスマ予備校講師であり、
30年ほど前に「論点ブロック」「フローチャート」といったかつてなかった方法論を導入し、
司法試験界に革命を起こした伝説の人なのです。
* ちなみに伊藤真氏は大学教授陣から総スカンを食らっています。
それはそうでしょう。
法学部の学生達が大学の授業はさぼって伊藤真の講座に熱心に通っているのですから。
経営者である前に受験指導者≠ナある伊藤真氏。
その伊藤真氏本人が
徹底して講座、テキスト等の伊藤塾が提供するサービスの品質をチェックしているのです。
だから、伊藤塾の講座は司法試験に限らずどの資格試験でも最高の評価を得ているのです。
ただし、受講料は他の予備校より高いです。
どの資格試験講座でもそうですが、
行政書士実務講座でもやっぱりそうです。
他の予備校だと、大体15万円程度ですが、伊藤塾の場合は25万円程度します。
(2017年度からは値上がりして約30万円になりました。ただし、早期申込割引もあるようです)
しかし、それは品質に見合った値段です。
実際にこの値段で受講生は集まっていますから。
価格競争をしていないのです。伊藤塾は。
(士業も本来そうあるべきなのです。物を売る商売ではないのですから)
間違っても安さ≠ナ予備校や講座を選んではいけません。
質≠ェ全てです。
そもそも、新人行政書士が実務講座を受けるという作業は
商売における仕入れ≠ネのです。
行政書士の売り物は各業務に関する専門知識です。
その知識を、予備校の講座で仕入れ≠驍フです。
この局面で二級品のものを仕入れたら
提供するサービスも二級品になります。
一級品を仕入れた行政書士に負けてしまうのです。
なので、どうせ仕入れるのであれば
最高級のものを仕入れましょう。
それに物販ビジネスと違って、
知識の仕入れは基本的に一度キリ≠ナす。
売るたびに仕入れる必要はないのです。
経費発生は継続しないのですから、コストカットを考える場面ではないのです。
そんなことよりも、
仕入れた商品を売り続けることを考えなければいけません。
知識はどれだけ売っても減ることはないのです。
そして、売り続けるためには、サービスのクオリティーが高いことが大前提なのです。
現時点で一番品質の高い伊藤塾の講座を受講して
高いスキルを身につけましょう。
* 私自身は伊藤塾の行政書士実務講座を受講していません。
というのも、私が開業した当時は、伊藤塾がこの講座をやっていなかったのです。
真っ先に伊藤塾の講座を探したのですが、なかったので仕方ありません。
そこで、他の予備校の講座を受けました。
それでも、いきなり専門書を読み漁るよりははるかに効果的だったので、
その時点での選択としては正しかったと思いますが・・・。
しかし、今は伊藤塾の講座があります。
なので相談に来た新人行政書士には、迷わず伊藤塾を勧めています。
テキストも見ましたが、伊藤塾の他の資格講座と同様に一級品です。
私が受講した予備校のテキストよりはるかに使えます。
実際に受講した新人行政書士の評価も大変良いです。
ですので、私自身は受講してはいませんが、やっぱり伊藤塾を推薦します。
(もし、今後仮に伊藤塾以上に高品質の講座が登場したら、このサイトで紹介します)
申し込み方法
では、受講すべき講座と、その申し込み方法をお伝えしましょう。
まず、「伊藤塾」のサイトにアクセスしてください。
↓
画面上部の検索窓に「行政書士実務講座」(もしくは「行政書士」)と入力して検索マーク(虫眼鏡のようなマーク)をクリックしてください。
↓
検索結果として、たくさんの講座が出てきますが、その中に
「行政書士実務講座」という講座があります(最新版です)。
これがお薦めの講座です。
↓
カリキュラムや担当講師など詳しい内容がページ内に書かれているので確認してください。
なお、業務ごとの単発講座もありますが、
この講座で扱う全ての業務はいわゆる「基本業務」なので
「フルパック」の受講を奨励します。
* この講座はインターネット講座です。
自宅のパソコンで受講できます。
通学と違い、何度も聞けるのがメリットです。
また、スマホでも視聴できるので、
2回目以降は空き時間にスマホを使って聞くなどすると記憶の定着に効果的です。
ちなみに、インターネット講座のデメリットは・・・・・思い当たりませんね。
* 校舎がある地域では通学での受講も可能ですが、
何度も聞けるインターネット講座の方が良いです。
受講料も通学コースより安いですし。やっぱりメリットしかありません。
* なお、この講座は毎年新しく改定されます。
そして、その年度のインターネット受講の視聴期限は
例年「翌年の3月末日」までのようです。
なので、それまでに何回か聞いてしまってください。
といってもせいぜい3〜5回程度でしょう。
その間に要点をテキストに書きこんで、
後はテキストさえ読めば内容をおさらい出来るレベルにまで仕上げてください。
まとめ
お薦めの予備校と講座は
「伊藤塾」の「行政書士実務開業講座」です。

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- 開業時における実務スキルの到達目標
- 業務に関してほぼ知識がない新人行政書士が少なからず存在します。これでは、その新人が仕事をとれないだけでなく行政書士の資格そのものが信頼を失います。新人も開業するからには各自の自己責任で実務スキルを身につけてください。
- 行政書士の業務の勉強方法
- 補助者になったり行政書士会の新人研修を受けたりしても実務スキルは身につきません。専門書は有用ですが、いきなり本から学ぶと失敗します。新人行政書士のためにカリキュラムされた予備校の実務講座を受けるのが最も効果的です。
- 予備校の実務家講座を受けた後・・・
- 予備校講義を受けて基本業務の全体像は掴んだ後は、補強したい業務に絞って専門書を選び勉強を進めれば良い。この段階になると問い合わせにも対応できる。上手く面談に誘導して仕事につなげよう。本当のスキルは実務を経験しなければ身につかないのです。