行政書士の業務の勉強方法

業務の勉強方法

 

 

 

前のページにおいて、
開業までに相談者からの問い合わせに的確に対応できるスキル≠身につけなければならない
必要性について説明しました。

 

次に、このページでは
そのスキルをどうやって身につけたらいいかについて話していきます。

 

結論から言います。

 

 

受験予備校が開設している「行政書士実務講座」を受講することです

 

 

これが一番早くて確実です。

 

以下、理由を述べていきます。

 

 

 

補助者として実務を勉強?

 

 

実務のスキルを身につける一番良い方法は実務を経験≠キることです。
しかし、「行政書士事務所の求人など探すな!!」のページでも言いましたように、
よその事務所で補助者として雇ってもらっても、実務スキルを身につけることは期待できません。
ですので、他の方法で勉強するしかありません。

 

 

 

行政書士会の新人研修?

 

 

最近は、各単位会毎に新人研修をしているところも増えてきています。
そのこと自体はとても良い傾向だと思います。
ただ、それを受ければ実務全般の基礎が身につくというレベルでは到底ありません。
(受講したことがある方はお解りでしょう)
今後、体系的なカリキュラムが構築されることを期待しますが、すぐには無理でしょう。
行政書士会の新人研修は人脈作り≠フ場として利用すべきです。

 

 

 

専門書で実務を勉強?

 

 

各業務ごとに専門書を買ってきて勉強するという方法もあります。
実際、昔の新人行政書士はそうやって実務を覚えたそうです。
しかし、今の時代にこれをやっていたら効率が悪すぎます。

 

 

そもそも各種の専門書は、
ある特定の分野に特化して書かれた本であり、
対象とする読者層(レベル、立場)もそれぞれ異なります。

 

つまり、
実務経験ゼロの新人が行政書士の基本業務全般を計画的に学べる
というコンセプトでシリーズ化された本ではないのです。

 

 

いきなり専門書から勉強を始めると
時間と費用が膨大にかかります
そもそも今の自分が読むべき専門書≠フ選択に誤ることが多いのです。
専門書を買い集めていたら100万円以上つぎ込んでいたという新人が昔はザラにいたそうです。
専門書は高いですからね。
当然、時間も相当費やしたのでしょう。

 

これでは、いつまでたっても基本業務全般のスキルが身につかず、
仕事を獲得することが出来ません。

 

実際、十数年以上前の新人行政書士は、
そういう状態(実務の知識が身につかない→営業、相談業務ができない→仕事がとれない)
に陥って、結局は廃業というパターンがとても多かったようです。

 

 

 

予備校の実務家講座なら計画的に学べます

 

 

しかし、最近は各種受験予備校が新人行政書士向けに「実務講座」を用意してくれています。
それは、「実務経験ゼロの新人が行政書士の基本業務全般を計画的に学べる
というコンセプトで作られたものです。

 

もちろん、良い講座もあれば、そうではない講座もありますが、
良い講座を受ければ、行政書士の基本業務全般についての知識が短期間で身につきます。

 

 

と言っても、
講座を受けるだけで実務をそつなくこなせるというレベル≠ノまではなりませんよ。

 

そこまでのスキルは、
やはり実際に実務を何度も経験しなければ身につくものではありませんから。

 

しかし、上述した到達目標、
すなわち相談者の問い合わせに的確に回答できるレベル≠ノはなります。
それも短期間で。

 

 

一昔前までは存在しなかったスキルの入手ルートが、
今は存在するのです。
現代の新人行政書士は恵まれていると思ってください。

 

 

では、次のページで予備校の選択についてお話しします。

 

 

まとめ

 

 

実務を覚えるためには
予備校の実務講座を受講するのが一番早い

 

 

 

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