SEO対策のためのSIRIUS2カスタマイズ(ページ表示速度の高速化、常時SSL化など)

SEO対策のためのSIRIUS2カスタマイズ(ページ表示速度の高速化など)

 

【行政書士HP作成マニュアル第16回 目次】

 

 

今回は、主にSEOのためのカスタマイズをします。
そして、ここでSIRIUS2の真骨頂が発揮されます。
特に、ページ表示速度を高める機能は最先端を走ってますね。
なので、SIRIUS2を使う以上、必ず今回紹介するカスタマイズは行ってください。

 

最初に、今回行うカスタマイズの結論を示します。
その後で、なぜそのようなカスタマイズをするのか、その理由を説明します。

 

 

カスタマイズの結論

 

 

では、SIRIUS2を起動して記事編集画面を開いてください。
そして、画面上部の「サイトオプション」ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

 

すると、「サイトオプション」が開きます。
この画面で、今回のカスタマイズをします。

 

 

 

 

 

 

 

結論として、下の図のように各項目を変更してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【URLの統一】

 

「WWWの統一」→「指定なし」から「WWW無しで統一」に変更
「SSL化の設定」→「指定なし」から「https://で始まるURLで統一」に変更
「indexの統一」→そのままでいい

 

【各種ページの生成】

 

「RSS/Google用サイトマップを生成する」→チェックが入っているのでそのままでいい
「サイトマップページを生成する」→チェックが入っているのでそのままでいい
「サイト内検索を使用する」→チェックを入れる

 

【サイトの表示速度】

 

「ファイルの結合」→「CSSを結合(コメント除去)」になっているのでそのままでいい
「GZIP圧縮」→「GZIP圧縮を行う」に変更
「キャッシュ化」→ONに変更する
「画像の遅延表示」→ONのままでいい
「CSSの遅延読込」→ONのままでいい
「画像のWebP出力」→ONにする

 

 

 

カスタマイズの理由

 

 

1 URLの統一

 

 

詳しいことは「SIRIUS2マニュアル」→「各機能の操作方法」→「サイトオプションで細かな設定を行う」→「URLの統一設定を行う」に説明があります。

 

 

「WWWの統一」→「指定なし」から「WWW無しで統一」にする理由

 

 

初期設定のままだと「WWW有りのホームページ」と「WWW無しのホームページ」の二つができてしまい、重複コンテンツがあるとGoogleに認識されてペナルティーを受けるリスクがあります。
なので、「WWW無しで統一」にします。

 

 

「SSL化の設定」→「指定なし」から「https://で始まるURLで統一」にする理由

 

 

SSL化していないサイトはSEOで不利になります。
なので、必ずSSL化して「https://で始まるURL」を取得しなければいけません。

 

エックスサーバーで独自ドメインを取得する際に、「無料独自SSL」設定にチェックを入れたままにするよう奨励しましたよね(ステップ4独自ドメインの設定)。
その通りにしている人は「https://で始まるURL」を取得しています。

 

ただし、初期設定のままだと「http://で始まるURL」と「https://で始まるURL」の二つのホームページができてしまい、「http://で始まるURL」が原因でSEOで不利になります。
なので、「https://で始まるURLで統一」します(常時SSL化)。

 

 

「indexの統一」→そのままでいい理由

 

 

以前は「index.htmlなしのURLで統一」しないと、
二つのURLに分かれてしまいSEOで不利になる状態でした。
しかし、現在のGoogleは「index.html なし」に自動で正規化してくれるので、
わざわざカスタマイズする必要はなくなりました。
参照→「John Mueller(ジョン・ミューラー)氏の発言

 

とはいえ、「なんか、気になる」という方は、
「index.htmlなしのURLで統一」に変更されて構いません。

 

 

2 各種ページの生成

 

 

詳しいことは「SIRIUS2マニュアル」→「各機能の操作方法」→「サイトオプションで細かな設定を行う」→「サイトオプションの基本的な設定を行う」に説明があります。

 

 

「RSS/Google用サイトマップを生成する」「サイトマップページを生成する」→チェックが入っているのでそのままでいい理由

 

 

Google用サイトマップとサイトマップページは、Googleと閲覧者に対して、
そのサイトがどのような構造になっているのかをわかりやすく伝えるためのツールです。
これがないとユーザビリティが低下し、SEOで不利になります。
なので、チェックを外してはいけません。

 

 

「サイト内検索を使用する」→チェックを入れる理由

 

 

サイト内検索とはこれのことです。

 

 

 

 

 

要するに、特定のサイトの中で調べたい事がある時に、
この検索窓(まど)にキーワードを打ち込んで調べるというツールです。

 

なお、今作っているホームページはまだまだコンテンツの数が少ないので、
この検索窓が利用される可能性はほぼないと思います。
ですが、今後コンテンツが増えていくと、検索窓があったほうが訪問者にとって便利になりますので、今のうちからつけておきましょう、ということです。
ユーザビリティが低いサイトはSEOで不利になりますからね。

 

なお、将来的に作ることになる「業務特化型ホームページ」では、
この検索窓は非常に重要なツールとなります。

 

 

3 サイトの表示速度

 

 

詳しいことは「SIRIUS2マニュアル」→「各機能の操作方法」→「サイトオプションで細かな設定を行う」→「サイトの表示速度を高速化させる」に説明があります。

 

 

負け戦をするな!行政書士がライバルに勝つためのネット営業戦略を解説します」で説明したように、サイトの読み込み時間はGoogleがサイトの検索順位を決定する際の重要な要因となります。

 

つまり、サイトを少しでも速く表示させることができれば、
そのサイトの掲載順位が上昇する可能性が高くなる、ということです。

 

もともとSIRIUS2で作るサイトは静的サイトですから、
動的サイト(WordPressなど)よりもサイトの読み込み時間は短いので、有利ではあります。

 

しかし、SIRIUS2はさらにサイト表示スピードを高速化させる機能があります。
なので、その機能を使って、さらにサイト表示を高速化させましょう。
簡単にできることなので、やらない手はありません。

 

 

動的サイト → サイトの読み込み時間が長い
静的サイト → サイトの読み込み時間が短い
SIRIUS2 → 静的サイトの読み込み時間をさらに短縮できる

 

 

なお、高速化といっても人が体感できるほどの変化はありません。
しかし、検索ロボットが速度を測っているので、ほんのわずかの差でも評価は変わります。
評価が変われば順位が変わり、順位が変わればアクセス数が変わります。
そして、アクセス数が変われば売上高が変わります。

 

 

「ファイルの結合」→「CSSを結合(コメント除去)」になっているので、そのままでいい理由

 

 

SIRIUS2サイトは複数のスタイルシート(CSS)で構成されているのですが、
それらを一つに結合します(CSSを結合)。
その結果、サーバーとのデータのやり取りが1回で済むことになり、表示速度が上がります。

 

また「コメントアウトを削除」とは、
あえてソースに表示させる必要のないデータを削除することであり、
結果としてサイト表示速度が上がります。

 

つまり初期設定の状態で、サイト表示速度がもっとも高速化されるようになっています。

 

 

「GZIP圧縮」→「GZIP圧縮を行う」に変更する理由

 

 

初期設定のままだとファイルのサイズが大きい状態となっています。
そこで、ファイルを「GZIP」という形式で圧縮することで、
ファイルのサイズを小さくします(軽量化)。
その結果、表示速度が上がります。

 

* なお、ご自身でGZIP圧縮を.htaccessに記述する場合は「gzip圧縮をする(.htaccessの記述なし)」を選択してください(上級者向けですね)

 

 

「キャッシュ化」→ONに変更する理由

 

 

「キャッシュ化」とは、閲覧者が最初にサイトのページを表示させたときに、
スタイルシートや画像データを一時的に保存させることです。

 

その結果、その閲覧者が次に同じページを表示させるときには、
ゼロの状態からデータを読みこむのではなく、一時保存したデータを一気に読むので、
表示速度が上がることになります。

 

 

「画像の遅延表示」→ONのままでいい

 

 

ページ内にたくさんの画像がある場合、
そのページを表示させるのに時間がかかり、SEOで不利になります。

 

しかし、ページ内の画像を一気に表示させるのではなく、
ユーザーが下にスクロールするのに合わせて必要な画像から順番に表示させることで、
ページ表示速度が速くさせることができます。
これが「画像の遅延表示」です。サイト作成ソフトとしては高度な機能です。

 

SIRIUS2は「画像の遅延表示」が標準設定になっているので、このままで良いです。

 

 

「CSSの遅延読込」→ONのままでいい

 

 

これもスタイルシートを後から読み込ませることで、
サイトの表示速度を高速化させるための高度な機能です。
ONのままで良いです。

 

 

「画像のWebP出力」→ONにする理由

 

 

WebP」(ウエッピー)とはGoogleが開発した次世代の画像形式であり、
ファイルの画質を落とすことなく20〜30%軽量化されます。
それに比例してページ表示速度が高速化されます。

 

ただし、最新の画像形式のため、古いOSや一部のブラウザでは対応できません。

 

なお、画像WebP出力すると、アップロードに時間がかかるというデメリットもあります。
といっても、基本となるホームページは大量の記事をアップすることはないので、
気になることはないです。

 

将来的に作成する「業務特化型ホームページ」では記事を100本程度は作るので、
アップロードに時間がかかるようになります。
しかし、閲覧者の待ち時間を減らす代償として自分の待ち時間が増えるわけですから、
そこは我慢しましょう。
(といっても、記事数が300を超えるくらいの規模になったら耐えられなくなるかもしれませんが・・・)

 

 

まとめ

 

 

SIRIUS2を使うことで静的サイトの表示速度をさらに高速化できます。
簡単な作業であり、これをするだけで売上高が上がるのですから、やらない手はありませんね。

 

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

ホームページ作成マニュアル ブログ作成マニュアル
名刺作成マニュアル 職印作成の作法
書式 実務講座

関連ページ

【負け戦をするな!】行政書士がライバルに勝つためのネット営業戦略を解説します
何の戦略もなしにホームページを作ってもアクセスは集まりません。大量に存在する行政書士のホームページの中からあなたのホームページに見込み客を呼び込むための仕組み≠構築する必要があります。ライバルに勝てるネット戦略を実践しましょう!
新人行政書士でも作れるホームページのコンテンツ
新人行政書士は「プロフィール」を熱く書きましょう。 新人には実績≠ェありません。 しかし、情熱≠ヘあるはずです。 「プロフィール」を通じて、行政書士事務所開業にかけるあなたの情熱を ユーザーの心にしっかり届くように、熱く語ってください。 開業したての行政書士のホームページに訪れる人なんて あなたに実際に会って、あなたに興味を持った人だけです。 その人達をがっかりさせてはいけません。 とにかく熱く′黷チてください。
【本質論】行政書士ホームページを成長させる二つの理由と上位表示させる方法
開業後、業務を経験し、行政書士としての自分のスキルが上ってきたら、事務所ホームページのコンテンツも充実させましょう。 実務を経験することによって、自ずと魅力あるコンテンツを作成できるようになります。 そして、ホームページのコンテンツを充実させることにより、それを読んだ「人」が「行政書士」としてのあなたを選ぶようになり、それを読んだ「Google」があなたの事務所の「ホームページ」を選ぶようになります。
ドメイン名(行政書士事務所ホームページのURL)の決め方
ビジネス用ホームページを開設するなら、独自ドメインしかありません。 他社のドメインに従属しているURLを使ってもSEOに強いサイトには育たないのです。 あなたがどんなにがんばっても。 本気で行政書士事務所を経営するつもりなら独自ドメインをつかったURLにしましょう。 そして、ドメインは早い者勝ちです。すぐに行動しましょう。
行政書士事務所ホームページ開設の具体的手順
行政書士事務所開業にあたって事務所のホームページを開設することは必須です。 しかも、自分で作成しなければいけません。 ホームページ作成会社に依頼しても失敗することがほとんどなのです。 ホームページ作成スキルを身につけて、自動で集客してくれる優秀な営業マンを何人も育てましょう!
さあ!あなたの行政書士事務所ホームページを公開しよう!
いよいよ、あなたの行政書士事務所のホームページを公開します。 注力すべきはプロフィールです。行政書士事務所開業にかけるあなたの情熱をアピールしましょう。なお、記事タイトル等にはユーザーが検索するようなキーワードを入れて集客力を高めましょう。
SIRIUS2でサイト作成とアップロードをする手順(Xserverに接続します)
SIRIUS2でサイト生成とアップロードをする手順を解説します。エックスサーバーとの接続を前提とします。
事務所概要ページの作成|SIRIUS2サイトにGoogleマップを埋め込む方法
SIRIUS2はボタン一つで簡単にGoogleマップを記事内に挿入できます。 Googleマップで事務所所在地をお知らせすることは、もはや当たり前のことであり、これがなければお客様はやってきません。かならず地図を掲載しましょう。
行政書士の取扱業務紹介ページの作り方(建設業許可、会社設立、相続を例として)
開業直後の行政書士事務所のホームページには行政書士の基本業務全てについての業務紹介ページを作ります。何の実績もない新人は仕事を選べる立場にはありません。どんなチャンスでも拾えるように間口は広くしておくのです。
料金表をホームページに掲載する方法|SIRIUS2のテーブルタグの使い方
SIRIUS2のテーブル作成機能を使えば、簡単にホームページに料金表を掲載することが出来ます。
ヘッダー画像のカスタマイズ@ヘッダー画像を広げて、余計なテキストを非表示にする
SIRIUS2はサイトのヘッダー画像を自由にカスタマイズできます。今回は、ヘッダー画像を横幅一杯に広げる手順を説明します。
ヘッダー画像のカスタマイズA行政書士事務所の基本情報を掲載する方法
ヘッダー画像はホームページの顔です。訪問者にわかりやすいように、ヘッダー画像には事務所名のみならず、代表者である行政書士の名前、事務所の住所、電話番号、FAX番号が表示されるように設定しましょう。
ヘッダーの上にロゴ・テキスト画像(行政書士マークと事務所名)を設置する手順
SIRIUS2は簡単にロゴ画像を設定できます。 ロゴ画像があるとサイトの見栄えが良くなります。 また、このロゴ画像をクリックするとどのページからでもトップページに移ります(SIRIUS2はそのように初期設定されています)。 閲覧者にとってのユーザビリティが高くなるのでSEO効果も上がります。
SIRIUS2サイトのヘッダー画像にトップページへのリンクを貼る手順
SIRIUS2は簡単にヘッダー画像にトップページへのリンクを設置することができます。 このカスタマイズをすれば、閲覧者にとっての利便性が高まり、SEO効果も生じます。
SIRIUS2サイトで規定の文字サイズを変える手順(行政書士事務所HPを前提として)
SIRIUS2記事本文の文字サイズの規定値は「16px」です。 文字サイズの規定値は簡単に変更できます。 サイトのターゲットがせっかちな人達であれば、文字サイズを大きくすることで離脱を防止する効果があります。やっておきましょう。
サイト表示設定のカスタマイズ
更新が少ない行政書士事務所のホームページに「更新履歴」「最新記事」を表示させておくと、「情報が古いサイト」という印象を閲覧者に与えてしない、離脱率を高めてしまいます。なので、これらは非表示にしておきましょう。
行政書士事務所ホームページ(SIRIUS2)にトップメニューを設置する手順
トップメニューを設置することで、訪問者のサイト回遊率(PV)を高めることが出来ます。そして、回遊率が上がればGoogleからの評価も上がり、検索順位が上がります。SIRIUS2では簡単にトップメニューを設置できるので、必ず設置するようにしましょう。これを設置するだけで売上が伸びますから。
XserverのメールフォームでSIRIUSサイトに「お問い合わせフォーム」を作る手順
エックスサーバーのCGIツールを使えば無料のメールフォーム(お問い合わせフォーム)をSIRIUSサイトに設置できます。その手順を詳しく解説します。
エックスサーバーのメールフォームをスマートフォンで表示・利用させる方法
エックスサーバーのメールフォームは無料で利用できますが、初期設定のままだとスマートフォンで表示・利用できません。そこで、スマホでも使えるようにカスタマイズする方法をお伝えします。
外出先でメールをチェック!【行政書士事務所のホームページ、遂に完成です!!】
事務所ホームページの「お問い合わせ」にメールを送ってくる見込み客は迅速なレスポンスを期待しています。返信が遅れると、他のライバル行政書士に仕事を取られてしまいます。どこにいてもスマートフォンでメールを閲覧できる体制を整えておきましょう。
ホームページ作成で選ぶべきレンタルサーバー
行政書士事務所のホームページ運営、ネット営業を前提とするならば レンタルサーバーは「Xserver」の「スタンダード」プランが最適です。 行政書士のネット営業を展開する上で、十分な容量、性能を備えており、 また、サイト作成初心者へのサポートも手厚いので、申し分ありません。 月額料金も安く、現状では最強ののサーバーだと思います。
事務所のホームページ作成で選ぶべき作成ソフト
行政書士事務所用のホームページ作成ソフトは「SIRIUS」に限る。 作成スピードが圧倒的に早く、しかもSEOに強い。 さらに「上位版」を使えば、携帯サイト、スマートフォンサイトも自動で作成される。 スマートフォン経由の顧客を取りこぼさないためにも「SIRIUS」の上位版を使うべき。
WEB制作会社にサイト作成を依頼するリスク
WEB制作会社に事務所のホームページ作成を依頼すると大きなリスクを負うことになります。高い固定費用を支払い続けるという金銭的リスクだけではなく、Googleのペナルティーを受けるようなホームページが出来上がるリスクがあるのです。 集客できる(SEOに強い)ホームページを持ちたいのであれば、自分でホームページ作成のスキルを身につけましょう。
【まとめ】SIRIUSで作ったホームページを常時SSL化(http→https)する手順
サイト離脱、順位減少のリスクをなくすためにホームページをSSK化しましょう。エックスサーバー+SIRIUSサイトのSSL化の手順をまとめました。

ホーム RSS購読 サイトマップ
自己紹介 目次 登録申請まで 申請後〜開業前 営業 実務