ブラック企業のサラリーマンを辞めたいから行政書士になろうとしているあなたへ

ブラック企業のサラリーマンを辞めたいから行政書士になろうとするあなたへ

 

【目次】

 

 

動機などどうでもいい。結果が全てだということ

 

 

行政書士を目指す動機としてよくあるのが

 

 

 

「もう、サラリーマンはうんざりだ・・・」

 

 

 

というものです。

 

こんな安月給でこんな長時間働かされる生活なんてもう嫌だ、というわけです。

 

 

このような方はよくいます。本当によくいます。
そして、最初にお断りしておきますが、
このような消極的な動機が「悪い」と言うつもりは一切ありません。
私だって、自己紹介に書いた通りにとても消極的な理由で行政書士になりましたから。

 

 

だから、動機なんてどうでも良いのです。
結果として成功すればそれで良いのです。

 

 

そう。

 

 

結果が全てなのです

 

 

 

ただし、
サラリーマンを続けるのが嫌で行政書士になった人が失敗する典型的なパターンがあります。
なので、あなたがそうならないように、知っておいてもらいたい事実をこれからお伝えします。

 

 

 

既に成功している行政書士に実際に会ったことはありますか?
もしあれば、あなたの名に目にはこう映ったと思います。

 

 

「この行政書士の先生はすごく稼いでいそうだし、働く時間も自分で決めているようだ。なんて羨ましい生活をしているんだろう・・・」

 

と。

 

 

うん。
まあ、確かに、その先生はそのような生活をされているのだと思います。

 

思いますけどね・・・

 

 

でも、その先生は、行政書士になった瞬間からそのような生活ができるようになったわけではありませんよ。

 

私もそうでしたし、私の知り合いの成功している行政書士もみんなそうでしたが、
開業直後の生活なんてそれはもう酷いもんですよ。

 

とにかく休みなんてありませんから。
日曜も祝日も盆も正月も関係ありません。
ずーっと仕事をしています。
朝起きてから寝るまで、ずーっと仕事をしています。
ご飯を食べているときも、お風呂に入っているときも、
そして布団に入ってからも仕事のことばかりずーっと考えています
体は休んでいても、頭が休むことはないのです

 

 

 

お金を払いながら勉強を続ける

 

 

仕事をすると言っても、お客様から依頼された仕事ではありませんよ。
依頼があった時のために備えて、実務の勉強をガツガツガツガツやり続けるのです。

 

予備校の実務講座を受けて、
専門書を買い込んで読み込んで、
行政書士会主催の勉強会に参加して、
とにかく知識ゼロの状態からプロの仕事ができるようになるまで、ずーっと勉強するのです。

 

もちろん、個人事業主が自分のために勉強しているわけですから、報酬などありません
むしろ、予備校の講座代金、専門書の代金、勉強会の参加費と、お金がどんどん出ていきます

 

 

サラリーマンであれば、たとえどんなにひどいブラック企業であっても、
新人研修を受けながら給料はもらえます。
お金をもらいながら勉強できます。

 

 

でも、独立したら自分でお金を出して勉強しなければいけないのです。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、
この現実に直面して初めて事の重大さに気づく新人行政書士は結構います。

 

 

そして、こうなります。

 

 

「こんなはずじゃなかった。勉強のためにこんなにお金と時間を費やし続けるのはもう嫌だ・・・」

 

 

といって、講座を受けること、専門書を買うこと、研修会に参加することをやめてしまうのです。
そして、やがて廃業します。

 

 

当然ですよね?
スキルを身につけるための投資をしないのであれば、スキルは身につきません。
スキルが身につかなければ仕事はできません。
仕事ができなければ、お金は入ってきません。

 

そりゃ、廃業ですよ。

 

そして、
事務所開業のために投資したであろう100万円くらいのお金がすべて無駄になってしまいます。
それまでに費やした膨大な時間も無駄になってしまいます。

 

 

言葉は悪いのですが、そういう新人を見ると

 

「バカなんじゃないの?」

 

と、思ってしまいます。
だって、どう考えても不合理な行動をとっていますからね。

 

 

 

お金を払いながら営業活動を続ける

 

 

開業直後にやるべきことは勉強だけではありません。
当然のことですが、営業活動もがっつりやります。

 

開業直後の新人行政書士の存在など誰も知りませんから。
実務の知識だけいくら身につけても、仕事の依頼なんて来ないのです。
知名度がない行政書士には何の価値もないのです。

 

 

だから、大量にチラシを作って配り続けます。
ホームページを作り、さらにコンテンツの改善を続けていきます。
ブログを開設して、需要のある記事を大量に書き続け、大量の見込み客を呼び込むことができるブログを目指します。
無料相談会、無料セミナー、交流会など、人が集まるイベントがあれば、どんな予定が入っていてもキャンセルしてそのイベントに行きます。
そして、その準備として、いつ人に会ってもいいように、大量の名刺を作っておきます。
そして、大量の人に会って挨拶して名刺を配り続けます

 

 

もちろん、個人事業主が自分のために営業しているわけですから、報酬などありません
むしろ、チラシ代、名刺代、交流会の参加費、交通費など、お金がどんどん出ていきます

 

 

サラリーマンであれば、たとえどんなにひどいブラック企業であっても、
営業すれば給料はもらえます。
たとえ結果が出なくても給料がもらえます。

 

でも、独立したら自分でお金をだして営業しなければいけないのです。
そして、成約しなければ、お金は1円も入ってきません。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、
この現実に直面して初めて事の重大さに気づく新人行政書士は結構います。

 

 

そして、こうなります。

 

 

「こんなはずじゃなかった。営業のためにこんなにお金と時間を費やし続けるのはもう嫌だ・・・」

 

 

といって、ブログを更新すること、チラシを配ること、名刺を配ること、人と会うことをやめてしまうのです。
そして、やがて廃業します。

 

 

当然ですよね?
営業活動をするための投資をしないのであれば、仕事は入ってきません。
仕事が入ってこなければ、お金は入ってきません。

 

そりゃ、廃業ですよ。

 

そして、
事務所開業のために投資したであろう100万円くらいのお金がすべて無駄になってしまいます。
それまでに費やした膨大な時間も無駄になってしまいます。

 

 

言葉は悪いのですが、そういう新人を見ると

 

「バカなんじゃないの?」

 

と、思ってしまいます。
だって、どう考えても不合理な行動をとっていますからね。

 

 

 

独立開業したらブラック企業のサラリーマン以上のブラックな労働をせよ

 

 

 

要するに何が言いたいのかというと、
独立開業するのであれば、開業してしばらくは自分で自分を追い込んで

 

「ブラック企業のサラリーマン以上のブラックな労働をしろ!!」

 

ということです。

 

 

当然ですよ。
開業したばかりのあなたの事務所には、
まだお金をもらえるだけの価値、仕組みがありませんから。

 

人様に価値を与えられる事務所には、まだなっていないのです。
そんな状態で収入がないのは当たり前の事なのです。

 

だから、早く人様に価値を与えることができる事務所にするために、
毎日長時間の労働を無給で続けなければならないのです。

 

 

勉強、営業、勉強、営業、勉強、営業、勉強、営業、勉強、営業、勉強、営業・・・・・

 

 

ずーっと、その繰り返し
ずっと、その繰り返し
そして収入はほとんどない

 

それが嫌なら、サラリーマンを続けましょう。
どんなブラック企業であろうとも、開業直後の行政書士よりはマシですから。

 

 

 

独立開業には夢がある

 

 

 

「この行政書士の先生はすごく稼いでいそうだし、働く時間も自分で決めているようだ。なんて羨ましい生活をしているんだろう・・・」

 

 

そんな風に映る行政書士は確かにいます。

 

でも、
そのような状況になった行背書士は、開業直後はずっとブラックな労働を続けてきた人なのです。

 

お金を出しながらずっと勉強を続ける。
お金が入らなくてもずっと営業を続ける。
先が見えない中でも諦めずに努力を継続してこれたからこそ、経営が軌道に乗ったのです。
お金を生み出せる仕組みを自分自身の努力で作り上げたのです。

 

 

こうなったら成功者です。
収入はもちろんサラリーマン時代よりもはるかに多いです。
働き方、労働時間も自分で調整できます。
自分で作り上げた仕組みなのですから、自分でコントロールできるのです。

 

 

しかし、サラリーマンはそうはなりません。
どんなにブラックな環境で努力を続けても、その環境は良くなりません。
一生ブラックなままです。
なぜなら、そこは他人が育てた組織の中だからです。
他人が血のにじむような努力をして作り上げた仕組みの中に、
後から入れてもらった分際なのです。
だから、一生その組織の歯車の一部なのです。
自分自身の意思で他人が作った組織の中に入ったのですから、それはもう仕方がない事なのです。

 

 

 

さあ、どうしますか?

 

このままずっとブラックな企業で働き続けますか?

 

それとも独立開業して今まで以上のブラックな労働に挑戦しますか?

 

 

 

私は何の責任ももちません

 

誰もあなたの人生の保証などしてくれません

 

 

 

 

決めるのは、あなた自身です

 

 

 

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

ホームページ作成マニュアル ブログ作成マニュアル
名刺作成マニュアル 職印作成の作法
書式 実務講座

関連ページ

「行政書士の平均年収」の根拠と意味
行政書士試験の受験、行政書士事務所の開業を考えている人は行政書士の平均収入・年収が気になります。しかし個人事業主である行政書士の収入はピンキリで「平均」という概念は目安になりません。成功したいのであれば地域でNO1を目指しましょう。
司法試験不合格後、就職先がなく行政書士になろうと考えているあなたへ
私は司法試験に不合格になり行政書士となりました。しかし現実は甘くなかったです。国家資格だからといって食える保証はなし。司法試験の受験勉強で身につけた法律の知識も役に立たない。行政書士事務所経営はゼロからのスタートだったのです。
定年後に行政書士としてシニア起業する諸先輩方へ。まだまだ輝けますよ!
人生経験、人脈、資金が豊富なシニア世代の方が本気になって行政書士事務所を経営すれば、若手よりも成長のスピードは速くなります。実際に定年後に行政書士になって成功している方はとても多いのです。
行政書士開業体験談(本、ブログ)を毒にするな!
学校教育でサラリーマン思考を植えつけられた人は「正解」を探します。 しかし、経営に「正解」はありません。 自分で作ったサービス・商品を市場に出す。市場の反応を見る。改善する。その繰り返しの中で「最適解」を見つけるしかないのです。
士業こそ返報性のルール(原理)を厳守せよ!
返報性の原理は人間社会を発展させたルール。ビジネスもこのルールに従って動いている。マーケティングはまずこのルールを利用することから始まる。独立した行政書士のような個人事業主は特にこのルールを厳守しなければ経営で失敗することになる。
「未経験で開業するのは不安・・・」←大半の行政書士は実務未経験で独立です
実務未経験でも全く問題はない。なぜなら「実務」には正解があるからそれを学ぶだけ。 一方「経営」に正解はない。自分で経験しながら経営のスキルを高めていくしかない。
稼ぐ行政書士になるために〜山を登ればライバルが勝手に減る話
目の前に困難な課題があれば必ずやり遂げる。そうするだけで勝手にライバルが減り、稼げる行政書士に成長できる。
【廃業する行政書士のパターン】やらない理由を探すノウハウコレクター
いくらノウハウをかき集めても行動に移らなければ結果は出ない。他者に依存する体質では経営者として自立できない。行政書士になるのであればサラリーマン思考から脱却し、経営者のマインドを持ちましょう。
行政書士の社会的評価を上げたい!報酬額の相場を上げたい!
そもそも、行政書士の業務で解決できる悩みを抱えている人はどこにでも大量に存在します。 しかし、世間一般の人は行政書士が何をする専門家なのかを知らない。 だから、悩みを抱えても、行政書士を探し始める人はとても少ない。 つまり、現状では、行政書士は潜在的な需要を拾いきれていないのです。
「行政書士で独立しても3年は食えない」は本当か?→嘘です
新人行政書士が食っていけるようになるには「認知」を広げることが大前提。 そのために必要なのが「営業活動の量と質」 ネットでレバレッジをかければ「1年」で食えるレベルに到達することも十分に可能。 「3年くらいすれば食えるでしょ」などとのんきに構えている新人は消えゆくのみ。
「十分な運転資金がないと怖くて開業に踏み切れない」という行政書士試験合格者へ
行政書士事務所開業に不安や怖さがついてくるのは当たり前。そして、どれだけ開業資金を溜めてもお金の不安はなくならない。赤字経営が続けば、資金は尽きる。大事なのはできるだけ早く経営を軌道に乗せて黒字化すること。黒字経営を続ける事。

ホーム RSS購読 サイトマップ
自己紹介 登録申請まで 申請後〜開業前 営業 実務 行政書士試験