「過去問を解かない受験生」と「過去データを利用しない行政書士」
【目次】
- 行政書士試験受験生が過去問を解く理由
- 行政書士になってからも過去のデータは必要
- 見込み客の傾向を把握するためのツール
- 過去データの活用方法
- 全世代の消費者が購買活動の前提にネット検索をする時代
- まとめ
【過去データが必須な理由】
受験生→試験委員の出題傾向をつかむ
行政書士→見込み客のニーズをつかむ
行政書士試験受験生が過去問を解く理由
このサイトを読んでいる人の多くは行政書士試験に合格して開業を考えている人だと思います。
そして、行政書士試験に合格した人は例外なく過去問を解いてきたはずです。
もし、過去問を解こうとしない受験生がいたとしたら、あなたはどう思いますか?
過去問を解かずに、例えば判例百選を読み込んでいたり、学者が書いた基本書をひたすら読み込んでいる受験生がいたとしたら、どうですか?
「君はどこに向かってるの?それじゃ永遠に受からないよ」と言いたくなりますよね。
そう。
過去問は試験委員が重要だと考えている情報がたっぷりと詰まっている宝庫です。
毎年、過去問に出題された事項が繰り返し試験に出題されます。
過去問は単なる過去のデータではありません。
未来を予測するデータです。
今年の試験も、そして来年の試験も、過去問で出題された事項が形を少し変えて出題されるのです。
だから受験生は過去問を解かなければいけないのです。
過去問を解かずしていくら受験勉強を続けても、あさっての方向に突き進んでいくだけです。
どんなに努力しても報われない。
永遠に合格することはありません。
行政書士になってからも過去のデータは必要
受験生は試験委員の出題傾向を把握した上で勉強しなければいけません。
では、合格して開業した後はどうか?
経営者となったら、何を考えなければいけないか?
そう。
今度は、見込み客の傾向を把握しなければいけません。
見込み客のニーズは何か?
見込み客が抱えている悩みは何か?
これを把握せずに事業を展開しても、あさっての方向に進むだけです。
仕事を獲得できません。
永遠に成功することはありません。
見込み客の傾向を把握するためのツール
では、見込み客の傾向はどうやって把握すればいいのか?
過去のデータです。
「ラッコキーワード」というツールを使えば、見込み客のニーズを整理した過去のデータを取得することができます。(ラッコキーワードは無料で使えます)
検索窓に、例えば「遺言書」と入力すると
はい、こんな感じで「遺言書」に関する具体的な悩みがずらずらとでてきます。
「建設業許可」と入力したら、「建設業許可」に関する具体的な悩みがずらずらとでてきます。
このデータは、過去の見込み客がGoogleなどの検索エンジンに打ち込んだキーワードを整理したものです。
検索された回数が多いキーワードを抽出しています。
つまり、行政書士の仕事につながる悩みがこうやって具体的に提示されているのです。
そして、このデータに示されたキーワードは今後も検索され続けます。
もちろん、時代の流れによって新しく生まれるキーワード(悩み)がでてくることもありますが、大きく変わることはありません。
基本的に、過去データで抽出されたキーワードがこれからも検索され続けます。
なので、行政書士として成功するためにはこのデータを利用しなければいけません。
過去データの活用方法
では、具体的にどう利用するのか?
たとえば、「遺言書 必要性」というキーワードがあります。
これは「私も遺言書を書く必要があるのかな?」といった悩みを抱えている人が検索するキーワードです。
そこで、例えば「あなたは大丈夫?遺言書を作成する必要性が特に高いケースを解説します!!」といったブログ記事を作成します。
「サンプルブログ」
そして、この記事が検索上位に上がれば、ネット検索をした見込み客を捕まえることができるのです。
そうやって仕事につなげていきます。
データを使ったブログ記事の作成方法は「行政書士ブログ作成マニュアル」(特に第3回〜第6回)で詳細に解説しています。
他にも見込み客のお悩みワードは大量にあります。
「相続」だけでなく、あらゆる業務に関するお悩み系のキーワードが過去データとして大量に蓄積されているのです。
これを利用しない手はない
それなのに過去データを使っていない新人行政書士は結構います。
そして、こう言うのです。
「ホームページを作ってみたものの、全然仕事が入ってこない・・・」
当たり前です。
ホームページを作っただけで仕事を獲得できるわけがない。
ホームページなんて、行政書士になったら誰でも作ります。
しかも、ちゃんと稼いでいる行政書士は業務ごとに特化した複数のホームページを立ち上げて更新しています。
つまり、ネット上には大量の士業のホームページで溢れかえっているのです。
まずはこの現実を知ってください。
新人行政書士がちょろっとホームページを作っただけで稼げるはずがないのです。
そもそもアクセスが来ません。
そもそも、誰の目にも触れられず、埋もれてしまっているのです。
それなのに、過去データの分析もせずに、ただただ「仕事がない」とふてくされています。
「君はどこに向かってるの?それじゃ永遠に仕事ないよ」と言いたくなります。
過去データを分析しましょう。
そして、見込み客を呼び込む導線を大量に作っていくのです。
つまり、大量の集客記事を積み上げていくことです。
これしかありません。
これをしないと、永遠にWEB集客はできません。
見込客が検索するお悩みワードは大量にあります。
その大量にあるワードの中で自分が勝てそうなワードに狙いをつけて記事を書いていくのです。
最初のうちは2つのキーワードを狙ってもライバルが多すぎて勝てません。
なので、最初は3〜4つの複合キーワードを狙います。
キーワードの数が増えたら検索ボリュームは減りますが、その分ライバルも減ります。
なので、新人でも勝てる可能性がでてきます。
そして、以下のマークをクリックすると、キーワードの数を増やすことができます。
このやり方の詳細は「【新人行政書士の戦略】仕事に直結するキーワードを探せ!勝てる戦場で戦え!」で解説しています。
といっても、いきなり勝つことなんてありませんよ。
少なくとも、サイトを立ち上げて半年はほとんどアクセスなどありません。
それでも、根気よくお悩み系のキーワードを狙ってコツコツと記事を積み上げていくのです。
ネット上に導線を張り巡らせていくのです。
WEB集客で成功している行政書士はみなそうやって地道な努力を積み上げてきたのです。
集客力ゼロの状態から何年も努力を重ねて集客できるようになったのです。
過去のデータをみて、見込み客のお悩みの傾向を掴む。
傾向を掴んだら、対策を講じる。
つまり、お悩み解決系の集客記事を書くのです。
これをせずして成功はありません。
全世代の消費者が購買活動の前提にネット検索をする時代
なお、これは行政書士に限ったことではありません。
今や、どんなビジネスでもネット集客の仕組みを作ることがマストです。
なぜなら、一般消費者が購買行動にでるときは必ずと言っていいほどネットからの情報収集をするからです。
食事をするときも、病院にかかるときも、旅行に行くときも、まずはネットで情報収集をしてどこでお金を使うかを決めます。
高齢者でもそうです。
コロナ禍以降、高齢者でもスマホを使うのが当たり前になっているのです。
だからどんなビジネスでも、ネット集客力を上げる努力が必要です。
そのために重要となるのが、見込み客のニーズを具体的にとらえること。
つまり、ラッコキーワードのようなツールを使って、見込み客の過去のデータを研究するのです。
行政書士に限った話ではないのです。
ここまで読んで、もしかしたらこう思った人はいませんか?
「WEB集客ってめんどうだな・・・よし、俺はアナログ営業で食べていくぞ!」って。
いやいや、
もうそんな時代はとうに過ぎ去りました。
ネット集客の仕組みづくりをせずして、成功することはありません。
もちろん、今でもアナログ営業は大切ですよ。
ネット営業よりもアナログ営業の方がお客様との信頼関係を築きやすいのは間違いないです。
ここをおろそかにしてはいけません。
しかし、今や高齢者でもスマホを使う時代です。
一般消費者の行動パターンが完全に変わってしまったのです。
スマホが普及する前は、何か悩みがあったら電話で知り合いに相談していました。
そして、その知り合いから行政書士などの専門家を紹介される、といった流れは確かにありました。
しかし、今の高齢者は知り合いに相談する前にスマホに相談します。
「Hey Siri !」といってスマホに相談したら、自動でお悩み解決系の記事を紹介してくれるのです。
もはや、そういう時代なのです。
こんな時代にアナログ営業だけで食っていくことは極めて困難です。無理ゲーです。
だから、一般消費者の行動パターンに合わせた営業スタイルでやっていくしかないのです。
結局は、その方が楽なのです。
大事なことなので、もう一度言いますよ。
一般消費者の行動パターンに、あなたが合わせるのです。
あなたのやり方に一般消費者が合わせてくれるなんてことは絶対にないのです。
で、ちょっと話は飛びますが、この動画で説明している集客方法は現在のWEB2の仕組みを前提とした戦略です。
しかし、5年後、10年後を見据えた場合、WEB3、そしてAI時代で生き残るための集客方法を考えて、そして今から準備しておかなければならないのです。
現状維持ではダメなのです。
にもかかわらず、こういう変化のスピードが激しい時代であるにもかかわらず、いまだにアナログ営業だけでやっていくって・・・いや、それほんと無理ですから。
現実を見ましょう。
ネット集客に全力を注げ!
過去のデータを分析して、ネットから見込み客を呼び込む仕組みをコツコツと育てていきましょう。
まとめ
受験生は過去問を解いて試験委員の傾向を掴む
行政書士は過去データを分析して見込み客の傾向を掴む
過去のデータを使わずして戦いに勝てるわけがない。
当たり前のことは当たり前にやりましょう。
⇒ホームページ作成マニュアル | ⇒ブログ作成マニュアル |
---|---|
⇒名刺作成マニュアル | ⇒職印作成の作法 |
---|---|
⇒書式 | ⇒実務講座 |
---|---|
関連ページ
- 行政書士事務所のホームページは静的サイトで作れ!【動的サイトと静的サイトの違いを解説します】
- 動的サイトにもメリットはあるが、行政書士事務所のホームページではそのメリットは活かせない。 むしろデメリットしかない。 行政書士事務所のホームページは静的サイトで作るべき。
- 行政書士のWEBマーケティングを体系的に学ぼう!
- 行政書士の主戦場は地上戦から空中戦に移った。 ネットに助けを求める見込み客の悩みを捕まえた行政書士の勝ち。 ホームページに大量の見込み客を誘導できるネット集客の仕組みを作るために、WEBマーケティングを学習する必要がある
- 行政書士試験合格者にAIをプレゼント!【建設業許可申請業務サポーターきよし君】
- 行政書士試験に合格し、行政書士事務所を開業する新人にAIをプレゼントします。建設業許可申請業務サポーターキヨシ君。ChatGPTをカスタマイズしたGPTsです。建設業許可申請業務を勉強する際にわからないことがあったら何でも質問してください。
- 【AIを使え!】新人行政書士は開業前に必ず市場調査をして取扱業務を決めましょう
- 市場調査で確認すべきは以下の2点 @需要のある市場か? A競合士業の中で上位2割に入れるか? 市場調査の具体的方法 @需要の有無→「Genspark」を使う A競合士業→「ラッコキーワード」を使う。 市場調査もせずに開業するのは、愚かなギャンブルです。 不確定要素は予測できなくても、現時点の確定要素は必ず調査しましょう。