本棚。専門家の事務所に備えるのですから…
本棚の選択についての注意点は2つ
@ 大量の本を収納できるタイプを選ぶ
A 品質は頑丈でさえあれば良い
です。
以下、補足します。
専門家である行政書士の事務所に備える本棚ですから
当然、大量の専門書が収納されることになります。
営業年数が増えれば増えるほど、書籍の数も増加していきます。
事務所のスペースが許す限り、できるだけ大きな本棚を選びましょう。
そして、大量の本を収納する以上、それは頑丈でなければいけません。
中古品を購入する場合には、そこには気を付けてください。
なお、見た目はそれほど気にしなくていいと思います。
多少の傷があったって大丈夫です。
確かに、来客の中には、事務所の本棚に目が行くタイプの人もいます。
私がそうです。
例えば、私は病院に行った時なども、医者の本棚(またはデスクの上)を見ます。
でも、それは本棚そのものを見るのではなく、
そこに並んでいる書籍類を見るのです。
そして、(内容はさっぱりわかりませんが)専門的な本がたくさん並んでいたら、
安心するのです。
この医者は良く勉強しているな≠ニ。
こういったタイプの客は私だけではないでしょう。
本棚は結構来客に見られるものなのです。
でもそれは、上述したように本棚そのものが気になるのではなく、
そこに並んでいる本が気になるのです。
なので、(机などと違って)本棚は少しくらい古めかしくても、傷があっても、問題ありません。
とにかく大きくて丈夫なものを選んでください。
なお、私はアウトレット家具店で、オフィスに合いそうな大きめの本棚を購入しました。
傷はありましたが、上記の理由で気にしませんでした。
丈夫なので、今でも使っています。
その商品は現在流通していないみたいなので紹介はできませんが・・・。
ところで、この記事を読んだら
「大きい本棚を買ったとしても、そこに並べる書籍はどうすればいいの?」
と気になりますよね。
そうです。
いくら「専門家」とはいえ、
開業したての新人行政書士はそれほど多くの専門書は持っていないわけです。
となると、本棚はスカスカ・・・
これでは見た目が悪いですよね。
行政書士本人もスカスカに見えます。
なんとかしましょう。
私の場合は、「自己紹介」で書いているように司法試験の勉強をしていたので、
法律の専門書はたくさん持っていました。
そこで、開業当初はそれらの大量の法律書(学者が書いた本)をドドドっと並べていました。
行政書士の業務にはほとんど関係ありませんが・・・(^^;)
とりあえず、本棚の外見だけ取り繕ったわけです。
みなさんも、最初はそんな感じで、行政書士が読みそうな専門書っぽいものがあれば
それを並べておけば良いと思います。
ビジネス書や自己啓発本でも良いです。
一般人である依頼者がパッと見た時には、それでも「ほ〜」と思うはずです。
予備校が出版している受験本はやめておきましょう。
専門家が読む本でないことは一目瞭然です。
そんなものを並べていたら「子供の勉強部屋」に見えます。
そういった本が大量になければ、仕方がないので、
何でもいいから書類の束をドサドサと積み上げて置くなどして誤魔化すしかないでしょう。
くれぐれも、あわてて専門書の類を買い漁るような真似はしないでください。
士業が使う専門書は高いですから。
「実務の勉強」のページでお話ししますが、
専門書は本当に必要な時になって購入すれば良いのです。
無計画に買い漁っていると、それだけで軽く100万円を超えるほどの出費になりますからね。
まとめ
専門家らしい本棚をもつべき。
つまり、大量の本を収納できるタイプを選ぼう。
品質は頑丈でさえあれば良い。
最初は所有する専門書は少ない。
しかし、スカスカはまずいので、専門書っぽい本を並べておく。
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