盗用サイトのレンタルサーバー会社を調べる
【目次】
盗用サイトのレンタルサーバー会社を調べる必要性
盗用サイトによる著作権侵害の事実を証拠として確保したら、次のステップとして侵害者の氏名・住所等の個人情報を取得する必要があります。
もちろん、盗用サイトにサイト作成者の氏名・住所等が記載されていたら調べるまでもありません。
例えば、あなたの業務特化型サイトを盗用したサイトが他の行政書士事務所のサイトであれば、そこに作成者である行政書士の氏名、事務所所在地等が記載されているでしょう。
しかし、業務特化型サイトを盗用するサイトが他の行政書士事務所のサイトとは限りません。
匿名サイトによる盗用のケースもあるのです。
これは盗用サイトを作って事務所の集客に使うという目的ではなく、盗用サイトにGoogleアドセンスのような広告を張り、アクセスを集めて広告収入を得るという目的でなされるケースです。
*Googleアドセンスとはクリックされるだけで報酬が発生する広告です
業務特化型サイトのQ&A集には一般人にも有益な情報が豊富に掲載されているので(例えば相続関係のQ&A)、検索サイトで上位表示されればかなりの数のアクセスを呼び込めます。そうすると、アクセス数に比例してアドセンス広告がクリックされる回数が増え、それだけで収入を得ることができるのです。
過去に私の業務特化型サイトが盗用されたのもこのケースでした。
だから、まず盗用サイトの作成者を特定しなければなりませんでした。
そして、盗用サイト作成者の個人情報を知っているのはその盗用サイトを管理しているレンタルサーバー会社です。
だから、まず盗用サイトのレンタルサーバー会社を調べなければならないのです。
盗用サイトのレンタルサーバー会社を調べる方法
調べ方はいたって簡単。
「Whois Lookup」というサイトにアクセスして
ここに盗用サイトのURLを入力して「Search」をクリックするだけ。
そして、「IP Location」を見るとレンタルサーバー会社がわかります。
では「行政書士の神様」のURLを入れてみましょう。
すると・・・
エックスサーバーであることがわかりました。
では、次に「行政書士開業の手引き」のURLを入力してみましょう。
すると・・・
こちらもエックスサーバーですね。
サーバー会社が同じで良かったです。
まとめて発信者情報開示請求ができますから。
送信防止措置も。
まとめ
盗用サイト作成者の個人情報を知っているのはレンタルサーバー会社
だから、まずはレンタルサーバー会社を調べる必要がある
「Whois Lookup」を使えばすぐに判明する
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