盗用サイト撃退の手順
【目次】
盗用サイト(コピペ、リライト)を撃退するには以下の手順を踏みます。
一 事前準備
- 証拠確保→「web魚拓」で盗用サイトをインターネット上に保存
- 盗用サイトのサーバー会社・ドメイン取得日を調べる
- 犯人の氏名住所等の個人情報を調べる→プロバイダ責任制限法による情報開示請求
二 著作権侵害を止める方法
- 盗用サイトの管理人に直接交渉してサイトを削除させる
- グーグルに通報してインデックスから抹消してもらう
- プロバイダ責任制限法による送信防止措置
三 法的責任追及
- 民事上の損害賠償請求
- 刑事告訴(著作権侵害は犯罪です)
一 事前準備について
著作権侵害を止める方法としてはいくつかありますが、どの方法を取るにしてもその事前準備としてやっておかなければならないのが証拠確保と犯人の氏名・住所等を調べることです。
例えば、盗用サイトさえインターネット上から消えてもらえば良いと思っていたとしても、犯人が悪質であれば再びドメインを変えて同じような盗用サイトを作る危険だってあるのです。
ですので、そのような事態が発生した場合に適切に対処するために、盗用サイト消滅後も著作権侵害の事実があったことをインターネット上に証拠として保存し、かつ、著作権侵害を犯した犯人を特定しておく必要があります。
もちろん、犯人に対して民事・刑事上の責任を追及する場合には当然に証拠と犯人特定は必要になります。
二 侵害を止める方法
侵害を止める方法には上記の3種類があります。
どの方法によっても著作権侵害の状況を消すことはできますが、一番効果が高い方法は3のプロバイダ責任制限法による送信防止措置です。
詳しいことは次ページ以降で説明します。
三 法的責任追及について
著作権は著作権法で保護されている個人の法益なので、侵害されれば民事上の損害賠償請求権が発生します。
請求するかどうかは各自が判断すれば良いことですが、請求は法的に可能である以上泣き寝入りする必要はありません。
また、著作権侵害は犯罪です。犯人は刑事責任を負います。
ただし、著作権侵害は被害者の刑事告訴を要する親告罪です。
ページの一部分程度の著作権侵害であれば刑事告訴してもなかなか起訴まではいかないでしょうが、サイトの丸パクリのような悪質な著作権侵害であれば、刑事告訴することで犯人に刑事責任を負わせることが可能です。
盗用サイト撃退の概要は以上です。
次ページ以降でそれぞれの手順について詳しく見ていきます。
まとめ
盗用サイト撃退の手順
一 事前準備
- 証拠確保→「web魚拓」で盗用サイトをインターネット上に保存
- 盗用サイトのサーバー会社・ドメイン取得日を調べる
- 犯人の氏名住所等の個人情報を調べる→プロバイダ責任制限法による情報開示請求
二 著作権侵害を止める方法
- 盗用サイトの管理人に直接交渉してサイトを削除させる
- グーグルに通報してインデックスから抹消してもらう
- プロバイダ責任制限法による送信防止措置
三 法的責任追及
- 民事上の損害賠償請求
- 刑事告訴(著作権侵害は犯罪です)
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