ひかりエースのメリット・デメリットと申し込み方法

ひかりエースのメリット・デメリットと申し込み方法

 

【目次】

 

このページではNTTフレッツ光のひかり電話サービス「ひかりエース」のメリット・デメリットと申し込み方法について説明します。

 

 

ひかりエースのメリット

 

1  提供エリアが広い

 

 

「ひかりエース」はNTTフレッツ光の回線網を利用しているため、
ほとんどのエリアで利用可能です。

 

独自の回線網を使っている「auひかり」や「NURO光」が提供できない地域・物件でも
「ひかりエース」ならだいたい利用できます。

 

 

2 個人事務所を運営するにあたって必要な通信環境がすべて揃う

 

具体的には、以下の3つの機能があります。

 

@ 電話番号とFAX番号を別々に取得できる(1回線で)

 

A 外出中のFAX内容をスマートフォンで閲覧できる

 

B 外出中の電話着信をメールでスマートフォンに知らせることができる

 

 

ただし、@・Aに関しては補足があります。
確かに、事務所に送られてきたFAXのデータを外出先のスマホで受信することはできるというのは、かつては画期的なサービスでした。
しかし、後に登場した「インターネットFAX」を利用すれば、受信だけでなく送信もスマホからすることが可能になります。
なので、利用料はかかりますが、これからの時代は「インターネットFAX」を利用すべきです。
お客様の満足度が上がります。
というよりも、インターネットFAXを使っている他の事務所に負けてしまいます。

 

とうわけで、今でも他社に比べて優位性があるメリットはBということになります。

 

【各機能の利用法】

 

@1回線で電話番号とFAX番号を取得する方法

 

「ダブルチャネル」「マイナンバー」というオプションサービスを利用します。
ダブルチャネル」で2通話にして、「マイナンバー」で番号を追加することで、
それが可能となります。

 

* なお、自宅で事務所を開業される方は「自宅兼事務所に電話回線(3番号)を引く方法」を参照してください。

 

A 外出中のFAX内容をスマートフォンで閲覧する方法

 

「FAXお知らせメール」というサービスを利用する。

 

B 外出中の電話着信をメールでスマートフォンに知らせることができる

 

「着信お知らせメール」というサービスを利用する。

 

* ただし、私としては@、Aは利用せず、「インターネットFAX」を使うことをお勧めします。

 

 

3 従来の固定電話よりも通信料が安い

 

 

具体的には、「NTTひかり電話」の場合、全国どこにかけても一律、3分8,8円です。
一方、「NTT加入電話」の場合、市外だと3分で20円以上となります。
また、お客様の携帯電話にかけた場合の通話料も、「NTTひかり電話」だと通常の電話回線よりも40%以上カットできます。

 

ただし、これは他のインターネット回線のひかり電話を利用した場合でも同様です。
そして、2024年1月のアナログ回線廃止後は、従来の固定電話の通信料も安くなるので、その差はほぼなくなります。

 

 

ひかりエースのデメリット

 

 

@ 提供エリアが広い分、利用者が多く回線の混雑が生じやすい傾向があります。
  そのためオンライン面談などで通信障害が生じることもあります。

 

A 停電時は使えなくなります(ただし、これは他のインターネット回線でも同じこと)。

 

 

ひかりエースの申し込み方法

 

 

では、「ひかり電話エース」を選択した場合の申込方法を説明します。

 

ひかりエース」のホームページにアクセス 
    ↓
無料相談」または「簡単お見積り」のバナーをクリック

 

 

 

 

    ↓
無料相談・お問い合わせ」のページの「お客様情報」必須事項を記入して送信

 

 

 

 

 

 

(* 質問がある場合は、「その他情報入力」欄にメールアドレスを記入して「備考欄」に質問内容を書く)

 

    ↓
担当者から電話、メールが来る
    ↓
見積もり額(回線を引く環境、地域等で工事費用が異なる)を確認し、
電話回線工事の日程を決める。
利用するサービス(店舗・個人事業主向けオプション)を決める。
ここで、取得したい電話番号、FAX番号を決めることもある。
(ただし、確定するのは工事完了時)
    ↓
工事完了(電話番号取得)

 

 

大体の流れは以上です。

 

次に大事な注意点をお話しします。

 

上のフローチャートにも書きましたが、
「電話番号」「FAX番号」の取得が確定するのは、回線工事完了時です。
それ以前に「仮番号」は決まりますが、「確定」するのは、あくまでも回線工事完了時です。

 

そして、回線工事が完了するのが「お客様情報」を送信した日から、約1カ月後です。
1カ月もかかるのです。
ですので、上記フォームは、できるだけ早い時期に送って下さい。

 

そして、何か質問事項があったら、簡潔に質問内容を箇条書きにまとめて
「その他情報入力」内の「備考欄」に記入して送りましょう。
丁寧にメールで返信してくれます(そのために、メールアドレスを記入しておくのです)。

 

特に質問がなければ、必須事項だけ記入して「お客様情報」を送信しましょう。
後から疑問点が出てきた時に、担当者に直接聞けばいいだけのことです。
折り返し電話をかけてくるスタッフは受付係ではなくサービスに詳しい担当者です。
疑問点はわかりやすく教えてくれます。

 

 

 

   * 「ひかり電話A」の詳しいサービス内容を知りたい方は
     「ひかり電話」のホームページにアクセスしてください。
          ↓
     画面をスクロールして「店舗・個人事業主向け」のバナーをクリック

 

     
          ↓
    「ひかり電話A」のサービス内容が説明されています

 

 

なお、いきなり電話をしてもサービス内容に詳しくない受付係につながるだけで、時間が余計にかかりますし、誤解が生じると後で面倒なことになります。
電話回線を引く住所等の必要事項をフォームに記入して送った上で、その営業エリアの担当者と話を進める方がスムーズに電話番号を取得できます。

 

申し込み後数日以内に電話番号を取得する裏技もあります。
しかし、これは、一旦「NTT加入電話」で電話番号を取得し、それから「NTTひかり電話」に変更する、という手続です。
確かに、電話番号を早く取得できますが、その分費用が増加します。
資金に余裕がある人は、この裏技を使っても良いでしょうが、要は、早く申し込みをすれば済む話です。
開業後は「営業活動」にたくさん資金をつぎ込むことになりますので、こんなところで余計な出費をするべきではないのです。
計画的に、かつ、早急に、行動しましょう。

 

なお、電話回線工事の申込をしたら、
直ちにホームページのURL(独自ドメイン)を取得しましょう。
そして、電話番号取得までしばらく待たされるので、
その間にホームページのトップページ(自己紹介など)を完成させておきましょう。
ブログも開始できるとなお良いです。

 

 

自宅兼事務所に電話回線(3番号)を引く方法

 

 

すでにお話ししましたように自宅で行政書士事務所を開業する場合、
自宅用の電話番号とは別に
事務所電話の番号、事務所FAXの番号の計3番号を利用することになります。

 

そして、この3番号の設定についてはいくつかの方法が考えられます。

 

1 ひかり電話1回線(1契約)で3番号取得する方法

 

 

まず、3番号を同時通信にするためには
「個人事業主向け」ではなく、「オフィス・法人向け」にする必要があります。
「個人事業主向け」の「ダブルチャンネル」は2番号までであり、3番号にはできないからです。

 

「オフィス・法人向け」だと「店舗・個人事業主向け」よりも料金は高くなりますが、
このパターンが一番簡単です。

 

 

申し込み方法を説明します。

 

「無料相談・お問い合わせ」ページに必須事項を記入して送信する
    ↓
担当者から折り返し電話、メールが来る
    ↓
担当者に「オフィス・法人向け」を選ぶことと
利用するオプションサービスを伝える。

 

利用すべきオプションサービスは、以下の5つ

  1. マイナンバー(追加番号)で番号を2つ追加する
  2. ナンバー・ディスプレイ
  3. ボイスワープ
  4. 着信お知らせメール
  5. FAXお知らせメール

 

* ダブルチャネル(複数チャネル)は不要(オフィスタイプはもともと3回線なのです)

 

以上です。

 

ただし、契約が一つなので、通信料等の請求もひとつとなります。
つまり、自宅用と事務所用の通信料等を明確に分けることが出来ないので、
確定申告の際に電話料金を経費として落とせないというデメリットがあります。

なお「店舗・個人事業主向け」でもビジネスフォン(BXUなど)を使えば、3番号(3機種)の利用はできます。
ただし、同時通信は2番号までです。

 

 

2 事務所用の電話・FAXを「ひかりエース」にして、自宅電話を他の回線(NTT加入電話を使う、あるいはひかり電話をもう1回線使うなど)にする方法

 

 

この場合、事業用の2番号は「ダブルチャネル」で2通話にして、「マイナンバー」で番号を追加するという方法ですんなり振り分けることができます。

 

また、事業用の支払いと私生活用の支払いを明確に分けることができるので、
確定申告の際の問題も生じません。

 

ただし、回線を2つ引くことになります。
そして、一戸建ての場合であれば良いのですが、
マンション等の集合住宅の場合だと物件によっては2回線引けないところ(あるいは、引かせたがらないところ)もあります。
なので、事前にマンションの管理会社に問い合わせて2回線引けるかどうかを確認してください。
もし、2回線引けないのであれば、「ひかり電話」1契約で3つ番号を取得するしかありません。

 

 

3 自宅用電話と事務所用電話を「ひかりエース」にして、FAX番号は「インターネットFAX」で取得する

 

 

「ダブルチャネル」で2通話にして、「マイナンバー」で番号を追加するという方法で、自宅用と事務所用の電話番号を取得します。

 

そして、FAX番号は「インターネットFAX」を使って取得します。

 

別途「インターネットFAX」の利用料がかかりますが、スマホから取引先にFAXを送れるというメリットがあるので、これが一番お勧めの方法です。

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