チラシ広告は第一印象(デザイン)が命!
【目次】
あなたのご自宅にも毎日チラシが配布されていると思います。
新聞の折り込みチラシも毎日10種類程度は入っているでしょうし、
ポストにはそれ以上のチラシが投函されています。
あなたは、そのチラシをどうしますか?
基本、捨てますよね
チラシは中身≠ナはなく見た目
求めてもいないのに大量の情報が勝手に押し寄せてくるのが現代社会。
その典型例のひとつがチラシ。
誰しもが、基本的にチラシは捨てます。
特にポスティングされているチラシは速攻で捨てるはずです。
ポストの中には大事な葉書、手紙が入っています。
ところが、その大事な葉書、手紙類が膨大なチラシの中に埋もれてしまっているのです。
だから、ポストを開けたらまずはゴミの中から大事な手紙を探す作業をしなければいけません。
そう。
ポスティングされているチラシはゴミ≠ネのです。
ほとんど目を止めることもなく捨てられてしまうものなのです。
なので、チラシの内容を考える場合、最優先で考えなければならないことは、
捨てられないこと。
つまり、一瞬でも良いから
手に取った人の意識がチラシに向けられるようにすることです。
パッと見。
第一印象が全てです。
手に取る人の潜在意識に突き刺さるような
インパクトのあるデザイン、構成でなければいけません。
捨てられないチラシを作るポイント
捨てられないチラシを作るためのノウハウはかなり難しいのですが、
初心者はとりあえず以下の4点を意識すれば良いかと思います。
1 心に引っかかるキャッチコピー
2 顔写真入り
3 シンプルな構成(情報量は少なめ)
4 紙の素材は良質でカラー印刷
例えばこんな感じです。
表面
裏面
私がデザインしたチラシですので、
プロの目から見れば「レベル低〜っ!」となるのでしょうが、
勘弁してください。
何種類もデザインして実際に配布して効果測定した結果、
まあまあ良い反応が取れたデザインです。
こんな程度でも集客はできるんだと、ひとつの目安にしていただければ幸いです。
では、最低限度の基本だけお伝えしていきます。
1 心に引っかかるキャッチコピー
まず、チラシ表面の最上部にキャッチコピーを入れます。
これです
↓
チラシを手に取った場合、人の目は必ず左上に向かいます。
そういう風にできているのです。
だから、ここに一瞬で心にひっかかるようなキャッチコピーを入れるのです。
できるだけ、大きな文字で。
なお、事務所の情報(事務所名、代表行政書士名、電話番号、ホームページのURL)等の
不可欠な情報はチラシ表面の最下部に記載します。
たまに、この情報をチラシの上部に記載してあるチラシや、
そもそもキャッチコピーのないチラシを見ますが、
これでは人の心にはひっかからずに速攻でゴミ箱行きです。
まずは最上部のキャッチコピーで人の潜在意識に訴えて目を止めさせる。
それから目的意識を持って事務所の基本情報を見てもらうのです。
これが鉄則です。
2 顔写真入り
ホームページや名刺の項でさんざん言ってきましたが、
チラシでも同じことを言います。
チラシには必ずあなたの顔写真を掲載してください。
イラストなんかではダメです。
顔写真です。
人は「人の顔」に反応します。
テレビコマーシャルでも、サイトでもチラシ広告でも
そこに人の顔が映っていれば、無意識に見てしまうのです。
美女やイケメンの顔に限りません。
ぶさいくなオッサンの顔ですら、つい見てしまいます。
人間の脳はそういう風にできているのです。
例えば飲食店のチラシなんかでも店長やスタッフの顔が載っていると、つい見てしまいませんか?
目が止まるのです。
だから顔写真入りのチラシは反応率が上がります。
ましてや行政書士のような士業は、士業本人が商品です。
商品の写真が載っていないようなチラシなんか、反応あるはずありませんよ?
チラシには必ず、あなたの顔写真を載せてください。
3 シンプルな構成(情報量は少なめに!)
小さい字で、これでもか!というほどに情報たっぷりのチラシをよく見かけます。
こういったチラシを作る人は「読まれる」ことを前提として作っているのでしょうね。
でも、冒頭で言いました。
チラシは基本捨てられるのです。
パッと見た瞬間にゴミ箱行きなのです。
ご自身だってそうしているはずですよ。
ところが、いざ自分がチラシを作る立場になると、それを忘れてしまうのです。
だから、情報たっぷりのチラシになっちゃうのです。
お客様の立場で考えることができないタイプです。
絶対に成功しません。
テレビCM、ネット広告、電車のつり革広告、新聞の折り込みチラシ、ポスティングチラシ・・・
現代人が1日に接する広告の数は5,000〜10,000とも言われています。
もう、ほとんどゴミ同然です。
特に情報たっぷりのチラシなんて、異臭を放っているゴミです。
「うえっ」となります。
真っ先に捨てられますよ。
チラシは読まれる≠烽フではありません。
でも、そこを何とかして見てもらう≠謔、にするのです。
つい見てしまう<`ラシを目指すのです。
そのためにはパッと見が重要。
情報量が少なく、パッと見て概要が判るものでなければいけません。
「パッと見て判るチラシ」だけが「見てもらえるチラシ」なのです。
見て≠烽轤ヲたら刷り込みができます。
何度も何度も刷り込みを続けていたら
いつかホームページに誘導できる可能性が生まれます。
そうなった時にホームページで読んで≠烽轤チたら良いのです。
ホームページには充実したコンテンツが用意されていますから。
*なお、セミナーや相談会の参加者に配るチラシ、パンフレット類では
情報量を多めにします。
というか、情報の質、量が肝心なのです。
デザインやキャッチフレーズは重要ではありません。
なぜなら、このような人達はチラシをちゃんと読んでくれる¢wだからです。
関心があって自分の意思で参加している人達だから当然そうなります。
チラシ、パンフレット類の内容はどういった層にどのような場面で配るのかを考えた上で
決めなければならないのです。
紙の素材と色
紙の素材
何度も言っていますが、チラシ広告は基本的にゴミです。
紙の素材が悪いと、特に汚いゴミ≠ノ見えます。
だから、紙の素材はなるべく良いものにしましょう。
自宅のプリンターで刷ったチラシなんて絶対にダメですよ。
そんなものをいくら配っても、紙代とインク代をゴミ箱に捨てるようなものですから。
成果は上がりません。
ちゃんと印刷会社で作ってもらいましょう。
成果だけでなく、コスト面でもその方が安上がりになります(大量に印刷する場合)。
*地域のスポーツサークルのチラシなどは
自宅プリンターで刷った手作り感≠ふれるものがウケることもあります。
でも、専門家である士業事務所のチラシがそれではとても信用されません。
色
次に印刷の色ですが、なるべくカラー印刷にしましょう。
大事なことはインパクト、目立つこと、心にひっかかることです。
だから本当は白黒だって良いのです。
プロのデザイナーだったら、白黒でもインパクトのあるチラシは作れるでしょう。
でも、私達行政書士にはプロレベルのデザイン力などあるはずありません。
素人が作った白黒のチラシなんて、ただのゴミです。
だから、無難にカラー印刷にすることをお薦めします。
もちろん、プロのデザイナーにデザインを依頼するのであれば白黒でも良いでしょう。
でも、余計に費用はかかると思いますが。
まとめ
捨てられないチラシを作るポイントは4つ
- 心に引っかかるキャッチコピー
- 顔写真入り
- シンプルな構成(情報量は少なめ)
- 紙の素材は良質でカラー印刷
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