新人行政書士でも作れるホームページのコンテンツ

新人行政書士でも作れるホームページのコンテンツ


【行政書士HP作成マニュアル第2回 目次】

 

このページでは、私が開業前に自分の行政書士事務所のホームページを作り、
その後、徐々にホームページを成長させていった経験を踏まえて、
新人のあなたがどのようにコンテンツを作り上げていけばいいかをお話ししていきます。

 

 

新人でもプロフィールは書ける!

 

 

開業したばかりの新人行政書士は、いきなりネットから集客することを目指さなくて良いです。

 

ネットから集客するためには、
ホームページの記事、ブログの記事だけで見込み客の信用を得る必要があります。
しかし、実務を経験したこともない新人がいきなり高度な内容の記事を作成するのは困難です。
ネットからの集客は開業して数か月後あたりを目標とすればいいでしょう。

 

 

では、開業直後の目標は?

 

 

それは、対面営業であなたに興味をもってくれた人から仕事を獲得することです。
まずは、ここを達成しましょう。

 

そして、その目標を達成するために、
あなたに興味を持ってくれた人が、あなたに再び会うための場所としてのホームページを
作りましょう。

 

ざっくり言うと、
あなたの人柄が伝わるようなプロフィールさえ充実していれば、それでいいんです。

 

ここは新人でも書けるはずです。

 

学生時代にはこんなスポーツをしていたとか、
行政書士になる前はこんな仕事をしていたとか、
こんな思いがあって行政書士になったとか・・・

 

そのような事実、考えなどを熱く′黷黷ホいいのです。
ここで伝えるのは、あなたの誠実性∞使命感∞責任感≠サして情熱≠ナす。

 

もちろん、伝え方は人それぞれです。
なにも、松岡修造みたいに語れ!といっているわけではありません。
あなたの個性にあった表現で、あなたの情熱≠伝えれば、
それでいいのです。

 

 

今まで、たくさんの先輩行政書士のホームページをご覧になりましたよね?
どういったホームページが印象に残りましたか?

 

やっぱり、プロフィールが熱い″s政書士じゃないですか?

 

そして、仮にあなたがお客さんだとして、行政書士に仕事を依頼するのであれば、
そういった情熱のある行政書士を選びたくなるのではないですか?

 

 

この人だったら一生懸命に仕事をしてくれそうだ

 

 

結局は、ここですよね。

 

物を買うわけではないので、
「一番安いところで」
などという基準で行政書士を選ぶ人は実はあまりいません。

 

選ばれるのは誠実性≠ナあり情熱≠ナあり、ひいては人≠ネのです。

 

もちろん経験∞実績≠ニいう要素も重要な選択基準ではあります。
ですが、新人行政書士に経験∞実績≠ヘありません。
ないものはないのですから、仕方ありません。他で売るしかないのです。

 

 

だから情熱≠ネんです。

 

 

むしろ実績ばかりがたくさん書いてあって
無味乾燥な何の熱意も感じないベテラン先生のホームページよりも、
情熱が感じられる新人行政書士のホームページの方が
印象に残ったりします。

 

 

新人だけど誠心誠意で仕事をしている!!

 

 

そういった印象を与えることができるホームページを作りましょう。
そこが上手くいけば、ベテランに勝つことも可能です。
いや、これは本当です。
情熱が伝われば、信頼を得ることはできるのです。
これこそが新人でも勝てる唯一の戦略だと、私は思っています。

 

 

プロフィール以外のコンテンツ

 

 

「じゃあ、プロフィールだけ書けばいいの?」

 

 

もちろん、そんな訳はありません。

 

取扱業務の内容も、当然書く必要があります。
そうでなければ、仕事の受注などありえません。
登録前であっても、営業開始予定日を明記した上で、
取り扱う予定の業務を掲載しておくべきなのです。

 

ただし、業務をしたこともない開業前の行政書士が
いきなり業務に関して高度な内容のコンテンツを作ろうとしても無理がありますし、
下手に書き過ぎると逆にわかりにくいコンテンツになり、
Googleからの評価が下がるリスクもあります。

 

なので、開業当初にアップするホームページには
・建設業許可
・産廃許可
・車庫証明、自動車登録
・会社設立
・遺言書作成
等といった、行政書士の基本業務を「メニュー」として挙げておけばいいでしょう。

 

そして、実務を経験しながら、徐々にコンテンツの質を高めていきましょう。

 

 

報酬額

 

 

なお、報酬額についてですが
開業直後は無理して「報酬額」をホームページに掲載しなくてもいい、
というのが私の考えです。

 

もちろん、各業務の報酬額の「相場」を調べることは、新人でもできます(参照→報酬額統計)。

 

しかし、業務を経験したことがない新人行政書士が
自分の仕事の「価値」を金額にして確定するのは難しいことです。

 

それでも決めるとなれば、やっぱり「相場よりも低い金額」になるのではないでしょうか?
しかし、その「相場よりも低い金額」を一旦ホームページに掲載してしまうと・・・

 

経験を重ね、業務に対するスキルに自信を持てるようになったとしても
ホームページに掲載してしまった「報酬額」を上げるのは、
かなり抵抗感を抱くことになるでしょう。

 

これでは後々きつくなります。

 

さらに言うと、相場よりも低い報酬額を掲載することは、
行政書士の報酬額の相場を崩すことにつながります。
業界にとって迷惑であり、同業者に嫌われることになります。

 

 

なので、少なくとも一回は業務を経験し、なんとかやれる!≠ニいう自信がつくまでは
ホームページには報酬額を掲載しなくともよいと私は考えています。

 

 

もちろん、報酬額を書いていないことが原因で新規客を逃すこともあるとは思いますが、
そのことは織り込み済みで、あえて掲載しないということです。

 

つまり、開業したての新人行政書士がターゲットにすべき客は
「この人は新人だけれども、一生懸命仕事に取り組んでいるので任せてみよう」
と思ってくれるお客様です。

 

そう思ってくれて、あなたの事務所のホームページにアクセスしてくるお客様は
まずは「あなた」に興味があり、「報酬額」は二の次なのです。

 

そのようなお客様は、あなたへの相談の過程で、最後に報酬額を聞いてきます。
そこで、あなたはそのお客様に対し「相場よりも低い金額」を提示すればいいのです。

 

ここで間違っても
「自分は経験が浅いので相場よりも低い額で・・・」
などといった事を言ってはいけません。
そんな自信がない態度を見せたら、誰もあなたに仕事を依頼しようとは思いません。
表面上はあくまでも自信満々で仕事を受けてください。
だけど、現実には新人であるあなたの仕事に相場以上の価値はないはずなので、
価値に見合った金額を提示するのです。

 

そして、何度か実務を経験すれば、自信がついてくると思います。
そうなったら、速やかに「自分が納得できる報酬額」をホームページに掲載しましょう。

 

報酬額の決め方については「行政書士事務所の料金設定」を参照してください。

 

 

そして、実務のスキルが上がってきたら、ホームページの内容をさらに充実させていきます。
その狙いは、ホームページからの集客です。

 

ホームページのコンテンツを充実させていくと、
SEO効果が生じ、アクセスが大量に集まり始めるのです。
つまり、直接ホームページから大量に見込み客を集めることが可能になるのです。

 

詳しくは、次のページでお話しします。

 

 

なお、開業直後から自信を持って「相場以上の報酬額」をホームページに掲げる自信がある人は、そうしたほうが良いです。
報酬額が明記されている方が信用されるに決まっていますからね。
やってはいけないのは「自信がないから相場よりも低い報酬額をホームページに掲載すること」です。

 

 

宿題

 

 

それでは、最後に宿題≠出します。

 

今日中に、あなたの「プロフィール」を書いてください。
できるだけ熱く≠ナす。

 

文字数で言えば、2000字くらいは欲しいですね(このサイトで文字数をカウントできます)。
でも、大切なのは文字数よりも内容。
あなたの情熱≠表現することです。

 

 

では、さっそく書いてみてください。

 

 

大丈夫です。
最初に書いたものをホームページにアップするわけではありませんから。
とにかく、一度、書きあげてください。

 

一度書いたものを翌日読み返してみると、
修正すべき箇所が見つかります。
見つかったら、修正すれば良いのです。

 

ホームページを開設するにも、初めての方は
環境を整える(レンタルサーバーの契約や独自ドメインの取得など)だけでも
1週間くらいはかかるでしょう。

 

その間に、なんどもなんども「プロフィール」を書きなおしていけば良いのです。
「プロフィール」だけではありません。
開業後に充実させていく「取扱業務」のコンテンツも、一度で完成するものではなく、
なんども推敲を重ねて完成させていくのです。
公開した後に書き直したって良いんです。

 

コツは、とにかく書き始める≠アと。
頭の中で整理されていなくても、書いているうちに出来上がっていくものです。

 

 

いいですか?
「プロフィール」を書き終えるまでは、次のページに進まないでくださいね。

 

この程度のことを、パッパッとできないようでは
とても行政書士事務所の運営などできませんから。

 

自分のビジネスを始めるんですから!

 

 

さあ、今、あなたの心の中で沸々と燃え上がっている情熱を

 

言葉にして表現してください!!

 

 

 

まとめ

 

 

新人行政書士は「プロフィール」を熱く書く。
ベテラン先生に勝てるとしたら、ここしかない。
だから、熱く語らなければならない。

 

「取扱業務」ももちろん書くが、とりあえず項目だけ挙げておけば良い。

 

開業当初は、無理して「報酬額」をホームページに書かなくとも良い。

 

 

 

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